kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

手術する

2015-08-27 | 陸上競技
先日、ふくらはぎになんだか分からない膨らみがあることが判明。全く気づかなかったのだが国体合宿中に指摘されて初めて分かった。特に痛みがあるわけではないから全く分からなかった。「病院に行った方が良いですよ」と勧められたのでなんとなく大変なのかなと。

職場の同僚に相談してみると良い病院があるということで紹介してもらいました。わざわざ予約まで取ってもらい本当に感謝ですね。先週の金曜日に行ってみると「下腿静脈瘤」の典型的パターンだったとのこと。「静脈」というのは身体中に酸素を運んだ血液を心臓に送り返すもの。こんなこと書く必要はないんですが(笑)。エコーで見てもらうと右足の股関節周辺にある静脈のところで血液が逆流していた。逆流しないための弁がきちんと機能していなかったらしい。なんでこんなことになるのか分からないが。不摂生が祟ったのかなー。

急遽手術をすることになった。早い方が良いということで翌週の火曜日に入れてもらった。これまで手術なんてものは受けた事がない。まー不安しかない。手術する事が決まった瞬間からふくらはぎが痛い気になってくる。病は気から。間違いなく過剰に意識していたから違和感を感じていたんだと思うんですが。

そんな不安な日々を過ごしながら迎えた火曜日。ご存知の通り台風直撃。手術を受ける病院がある防府はかなりの被害があり停電しているとの事。不安になり親しい指導者に連絡してみるが復旧したとのこと。安心して病院に向かうと途中で信号が曲がっていて電気がついていない。え??これって手術できるの??懐中電灯で手術する事になったらどうするんだろう。無駄な心配をしながら到着すると病院は全く問題なし。

前回病院に行った時に採血をしていたのだが、その部分で注意を受ける(笑)。静脈瘤云々より肝臓の値が悪いと。気をつけなさい!!と言われました。確かにこの夏は例年になく夜の会が多かった気がする。基準値は大きくオーバーしています。そのため毎日の生活の中で身体を動かすのがかなりしんどい。毎日過剰な晩酌をしているわけではないんですけどね。ここも気をつけないといけません。

手術は1時間程度で終了。麻酔が効いていたのでほとんど痛みはなかった。足の付け根からふくらはぎにかけて4ヶ所メスが入りました。多分メス。怖すぎてずっと目を閉じていたので分かりません(笑)。部分麻酔だから手術をしている部分以外は全く問題なく動きます。クシャミをしたらどうしようか、身体がピクってなったらどうしようかと内面の中で不安を抱えていました。問題なくだったようです。術後数時間して病院から電話があり状況報告。出血もなく順調だったようです。最初は2回に分けて手術をすると聞いていたのですが、大腿部とふくらはぎに両方メスが入ったので一回で終わったんじゃないかと安心していました。

翌日、もう一度病院を訪れる。かなり順調だという事。安心しました。これで大丈夫なんだろうなーと勝手に思っていたのですが「今手術した所が落ち着いたら今度は反対側ね~」と伝えられ「え??」ってなる。話によるとふくらはぎにある静脈瘤は今回手術した静脈ではなく、別の静脈瘤からきているとの事。そちらの手術をして初めて下腿静脈瘤はなくなるとのこと。あーだから2回に分けるって話だったんだなと。勝手に都合の良い方向で解釈していました。

無理はできないなーという気持ちもあります。が、手術翌日はこの上なくお世話になっている2人との会食になっていました。断る道理かない。そのため駆け付けました。最初は少し節制しようと思っていましたがやっぱり無理でした。まだまだ自己コントロールが甘い(笑)

無理をしないように最大限に考えていきたいと思います。ストレスを感じる生活を送るとやっぱり身体に影響が出てくるのかな。できる限りそうならないようにしていきたいと思います。あーまた手術しないといけないと思うとかなり気持ちが落ちます。

それでも早目に気付けて良かったのかなーとは思っています。身体を大切にしようと切実に感じた日々でした。
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熱意があるかどうか

2015-08-27 | 陸上競技
この月曜日、私のblogを以前から見て頂いていたO先生がわざわざ大阪から山口まで練習を見たいということで来られました。いや、うちに来なくても大阪の方が良い指導者がたくさんいるでしょう!?と話をしたのですが「是非」ということでした。いや恐縮です。うちの学校の予定もあり、月曜日の午前中は練習をする事が出来ませんでした。申し訳ないので師匠にお願いをして急遽二人で練習見学をさせてもらう事にしました。ここ最近、見てもらう事が増えていたので客観的に他の指導を見るという事が少なくなっていました。これを機会にもう一度原点に戻るという感覚を持ちたいなと。

私の指導を多少なりと評価してもらえるのであれば、やはり原点となっている師匠&先輩の練習を見てもらう方が良いと思っていました。他校がどのような練習をしているのかは良くわかりませんが、かなり細かい事を地道にやっていくスタイルです。約10年間一緒に指導させてもらったBOSSの指導方法も「積み重ねの中で動きを作る」ものです。だから、私からすればこのスタイルが「当たり前の指導」です。メニューを与えてやっておくだけというのは合わない。これも考え方だとは思いますが。正解はどこにあるのか分かりません。私は私の信じた道を進んでいく。これだけ。

課題とするスタートの動きをひたすら見る事が出来ました。やはり細かい部分はまだまだ勉強しないといけないなって感じました。加速段階の動きは多少できるようになってきましたが、やはりスタブロからの出は難しい。ひたすら見ていく事しかありません。やる事が多くて時間が足りなくなりますね。

夕方からは防府に戻ってきて練習。ここで午前中のおさらいのように練習をしていきました。かなり時間をかけて細かくやる。大切な事だと思います。本当に一から段階を追ってやっていきました。普段よりも丁寧に。せっかく見学に来てもらえたのですからこちらができる事は全てやっておきたい。別に隠す必要はないですし。情熱を持って「選手に還元するために何をするか」を考えている指導者に対してこちらもできることは最大限にやりたいと思います。綺麗事ではありません。

私の指導を否定的に捉える人がいるとする。技術的な質問をされてもちょっと答える気にはなりません。逆にここまでして「何かを学びたい」と思っている人がいるならやはりこちらもできる限りのことをする。当然の話ではないでしょうか?技術論を交わす。ここ最近はあまりなくなっています。すごくたのしいことだたのしいことだと私自身は認識していますが、なかなかそういう感覚の人と話をする機会がない。話をする中で見えてくることもあるんですけどね。

偉そうに感じられたらすみません。が、今私は県の強化に関わらせてもらっています。これは以前からblogにも書いていますし、選手には当初から話をしています。その立場を理解してもらえないかもしれませんが。自分の学校だけではなく必要とされる場面では指導をして行く必要があると考えています。今回は県外の指導者ですが、こうやって勉強してもらうことで何かが変わっていくと思います。選手でも技術指導が必要であれば教えることは「悪」ではないと考えています。学校が異なったり、カテゴリーが違えばやはり難しい部分はあります。それでも実は「本当は小さなこと」だと思っています。

私は頼れるところには頼ります。自分の手に負えなくなった時には師匠に頼ります。選手のことを考えたら「自分が育てた」というようなどうでもいいプライドは持たないようにしています。必要であればどれだけでも頭を下げます。頼み込んで練習させてもらうこともたくさんあります。そうしないと自分自身も学べないから。選手も伸びないから。

私は優秀な指導者だと周りから思われる必要はないと思っています。だって私は走らないから。良い記録が出たらそれは全て選手の努力、悪かったらこちらのアプローチが悪いからだと考えるようにしています。同じ事をやってもきちんと伝えられないから結果に結びつかない。選手を「その気」にさせられないのも結局は私自身がダメなんだと思っています。

でもO先生のように「学ぶ姿勢」や「何とかしよう」という気持ちがある指導者の情熱からは学ぶ事があります。技術指導云々もですが、選手はきっとこういう「物事への向き合い方」を見て変わっていくのだと感じました。情熱なき指導はエゴでしかない。選手から尊敬されるために指導をするつもりもない。情熱を持たなければ何も生み出せない。改めてそう思いました。私自身が学ばせてもらった気がします。誰のために指導をするのか?ここを忘れてはいけないと思います。

なんだかまとまりのない文章になってしまいました。
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