思うことを。
前の記事にも書きましたが色々とあって3年生の担任になりました。これまでは基本的に「持ち上がり」でした。前任校を転勤する際は2年生に持ち上がった生徒を残して現在の学校へ。かなり寂しい思いがありました。感情移入しやすいタイプなので。サバサバしていると良いのでしょうが。
今回は1年生の担任をしてから3年生の担任へ。転勤があって持ち上がらないのではなく現任校にいながら別の学年を持つ。普通高校ではよくある話なのかもしれませんが、専門高校は少ないのではないかと思います。新2年生には新3年生の担任を持つことも伝えていませんし、ひょっとしたら現時点でも知らない者がいるかもしれません。まーそれほど興味を持っていない可能性は高いですが。
いつもその場その場で思っていることや考えていることは伝えています。「もっと伝えておきたい」というのはありますが、結局きりがない。後で「あの時思っていたんだけど・・・」というのは避けたい。「後出しじゃんけん」のようにもなります。思っていることはその場で伝える。我慢する部分はありますが。「あの時~って言ったじゃないか」とか「あの時の態度が~だった」という指導の仕方、関わり方は良くないと思っています。その場で「ダメなものはダメ」と伝える必要があります。
「伝える」というのが仕事の大部分を占めます。そうであれば「伝え方」や「タイミング」は重要だと思います。1年生の入学時にそこができていれば違うと思うのでかなり力を入れています。「これはいい」「これはダメ」というスタンスをしっかりと示す必要がある。「線引き」になるのかなと。示さなければ相手にも伝わりません。
教科書通りの教員ではないのかなと思っています。ガチガチに準備して万全を期すというのは避けています。前の記事にも書きましたが「考える」ことが出来なくなるからです。「言われたとおりにやっていたらいい」とか「パターンで覚えてやっていく」というのは「その場しのぎ」でしかない。これから先の「生きていく力」を育てることができない。研究授業のように「作られた内容」ではなくその場その場で「生徒がどのように動くか」が重要なのではないかと。
この考え方は今の仕事を始めて、最初の頃からずっと同じです。きっとこれから先も変わらないと思います。管理職には一切興味はありません。まー私のような人間がそこを目指すというのは笑われます。「何のために今の仕事についたのか」は原点です。仕事の本質から考えるとやはり「誰のための仕事か」というのは忘れてはいけない。「長いものに巻かれる」という生き方が出来ればいいのでしょうが、私には絶対にできません。だから「アンチkaneko」が出てくるのも仕方ないかなと。結構ストレートに言いますし。気は使いますが。
生徒に迎合するなら絶対に今の仕事は続けません。「生徒に好かれたい」とか「周りの教員にすごいと思われたい」という感覚はほぼ0。そこに意味があるとは思わないからです。生徒と友達感覚で関わる人もいるのだと思います。話す内容を文書化して毎回作る人もいるでしょう。私は「思ったことを言う」という感覚です。しかし、バランス感覚は大切にしたいので「逸脱したこと」は言っていないと思います。
「偏っている」と言われることが多い私が「バランス感覚」を大切にしているのかどうかという話になりますが。一応気にかけてはいます。「好かれること」を目指すと「生徒がどう感じるか」を意識してしまいます。私は聖人君子ではありません。品行方正ということもない。しかし、「感じたことは伝えたい」と思っています。それをどう感じ取るかは受け取る側の感覚の問題ですが。
始めて話した生徒に「適当なところがいいですね」と言われる(笑)適当なのかどうかは分かりません。変に気負って何かをするのは嫌いです。「絶対生徒に伝えるんだ」と思うような「強い思い」を持ち続けていたらお互いに疲れます。そうなると長続きしないので。まー「伝えたい」と思ったことが「伝えたいこと」なんだと思います。上手く表現できないですが。
まとまりません。なんとなく記しておきます。なんとなく。