新学期が始まる。私自身も「心機一転」という部分があります。この1か月の間に自分の中で思うことが幾つもありました。日本だけではなく世界全体が「危機的な状況」にあることは間違いありません。その中で私に何ができるのか。何もできないかもしれない。だからといって何もしないという選択肢はない。そう思って生活をしています。
職場で「レッドビーシュリンプ」を飼い始めました。新学期になって席替えもありました。今は職員室の入り口近くの席になる。「えび水槽」は私の隣に置くことにしました。机の位置よりは高くなっています。そのため出入りする職員が少しずつ気にかけて見ていってくれます。時々何かあると「密集」してしまうので極力それは避けていきたいなと。
生徒が1か月近く登校しないという日が続きました。夏季休業中は生徒は来ます。この1か月は本当に生徒自体が来ないという状況なのです。なんとなく「重い雰囲気」がありました。楽しくない。そうなると話をする内容自体が暗くなります。そのタイミングに重なって「え?」と思うことがありました。いやいや、これならもう「えびを飼うしかない」という結論に。エビを飼う話は以前少し書いたと思うので。
エビを飼い始めて。朝礼などの時に「水槽横のスペースに置いてあります」というような表現になってきました。間違いなく市民権を得ました(笑)。もう認知されているのである程度は問題ないなと。幸せなことに時間があるときにみんなが「えびの様子」を見てくれます。それにより色々な会話が生まれるようになりました。「生き物」は人々の心を穏やかにする。もちろん、飼い始めて途中で無責任に野に放つというわけにはいきません。近くの山で野良犬が増えているように「責任放棄」はできないからです。
「小さな命」を目の当たりにすることで自分たちの行動についても考えさせられます。えびを飼い始めてすぐに「豚のいる教室」も話題になりました。「命」と「責任」についてです。色々なことが自分たちの中にあってそれをどう受け止めていくか。きっかけになると思っています。
で、話は「えびの日常」へ。見ているとえびが脱皮していました。それを周りに伝えると「え~!?」といって何人かが見に来てくれました。これにより「密集」が生まれます(笑)。本当は動画で撮影しているのですがgooのblogでは動画のアップができないので。脱皮したえびはその「抜け殻」を自分で食べます。時には他のえびが食べに来ることも。この写真では分かりにくいかもしれませんがツマツマしながら食べているのです。分かるでしょうか?