kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

これからどうするか

2023-07-22 | 陸上競技
思うことを。

今私が僻地であれこれ考えていても何かが変わるかどうかはわかりません。それでも「自分の中での答え」が見つかれば自分自身の行動が変わるのではないか。そう思っています。誰かに何かを言われてやるというのは個人的には面白くないので。

前の記事に「練習パターン」について触れました。練習に関して「地域差」もあるのかなという部分です。関東の強豪校ではめちゃくちゃ走り込みをするという話も聞いています。が、そのあとにどれだけ伸びるのかは別問題。「量」を追うことで一時的に伸びますがそれ以後のことを考えると「それ以上に量を追わないといけない」ことになるので難しくなります。中学校の長距離で結果を残すとそれ以上の負荷をかけながら高校で伸ばさないといけない。故障のリスクが大きくなりながら競技人生を送ることになるのかもしれません。

どこかで「既成概念をぶち壊す」というのが必要だと思っています。関東や近畿では周辺の強豪校が「質」を高める練習が中心になるので周辺校もそれに似通った練習になるのだと思います。そこに「本質」があって理解して「質」に移行しているのかどうかは別として。地方の学校でもそれに類する練習が「正しい」と思ってやる部分もあると思います。陸上専門誌などに「本校の練習」として強豪校がやっている練習が載っているのでそれを真似てやるというのもあるでしょう。県外の学校に練習に行ってそこの練習を真似ながらやるというのもあると思います。山口県は閉鎖的なので「他県の練習」を取り入れる確率は低いと思います。県外に練習に行く指導者自体が少ないのもあると思います。これを「他者批判」ととらえられるかもしれません。現実問題として「他校と一緒にやる」ことさえ少ない。そこを打破するかどうか。今でも「一緒に練習をしたい」と言われることは県内では「皆無」に近いと思います。私のような人間と一緒にやるという人はほぼいないでしょうね。「異質」ですから。

自虐的な話はさておき。「エネルギー供給形態」 の話や「練習の地域差」について色々と考えます。以前のskyでは「練習量が少ない」という時期が続いていたと聞いています。県内のトップ選手がほぼすべて集まってくる。リレーを組んだらCチームまで49秒台だったとか。そういう状況であれば「少ない本数」で負荷をかけられる選手も何人かはいたと思います。それにどれだけの「トレーニング」と「技術」が付加されていたのかは分かりません。「強い選手が集まる」という前提の中で「量を追わない」というのは「一部分」に対しては正解だと思います。それ以外の選手がどうだったのかは不明ですが。今は県内の選手自体が圧倒的な強さがない。それが分散するのですから「インターハイで決勝を狙う」というのはほぼ不可能なのかもしれません。それで「もう無理だ」とあきらめるのか、チャレンジするのかだと思います。

そう考えたときに「練習パターン」について再考する必要があると感じています。これまでとは異なるスタイルで「最大限の効果」を出す。もちろん、その中では「心」の部分や「高い目標意識」が必要になります。「質」を上げる。その反面「量」や「本数」を減らすことになります。それなりの意識の選手が「質」を上げるといって「本数」を減らす。これは単純に「練習負荷」が減っていくだけの話にしかなりません。これまでの経験上、「普通の選手」であれば力を出し切ることができません。特に女子選手は「守る」部分がありますから「すべて出し切る」ことが難しくなります。だから「量」で対応する必要性が出てくる。これまでの「経験」に頼るのはよくないというのはあります。しかし、現場ではそうでした。

そこを「変えよう」とせずに「このほうが手っ取り早い」と思っていた自分もいます。それが自分の中での「転換期」を逃していたのかなと。「量」を減らして「質」に移行するためには「競技に対する意識」も重要になってきます。本数がこなせない選手というのは「中国大会」で戦えないというのもありました。それを打破する考え方を自分自身が持たないといけないと思います。「過去」にとらわれない。もちろん、「それに見合うだけの意識」が必要になります。「インターハイで戦いたい」というのであればそれに見合うだけの「努力」と「意識」が必要です。きついのでやりたくない、手を抜くというのでは余程の能力がない限り「インターハイで戦う」ことは難しい。「中国に行けた」というので満足できるならそれは十分な話だと思います。私は「中国を目指す」という考え方を否定しません。何とかして「中国大会に進みたい」というのが最大目標であればそれに合った練習をすればよいと思います。「全国」と「中国」は完全な別物です。

中学時代に実績があったとしても「高校で力がつかない」のであれば上では戦えません。それを選択するのであれば「仕方ない」のかなと思っています。これから「戦う」ことを考えたときに、「skyでやり続けるか」と「クラブチームを作るか」の二択かなと思っています。学校が変わるときは「部活動」がなくなっているかもしれません。転勤することになれば学校の部活動にこだわらず「クラブチーム」で「本当にやりたい」という選手に対して何かできればと思っています。「skyでやり続ける」のであれば上を目指す指導をしないといけないと思っています。ここも否定されるのかもしれませんが。

これまでやってきたことを自分の中で「全否定」する気はありません。意味のあることだったと思います。それは「普通の選手」を「上の大会に進ませる」というレベルの指導だったのかなと思います。もちろん、これはこれですごく楽しいですし工夫の余地があります。が、残りの「生きている時間」を考えたときにそれで本当にいいのかなという気持ちになっています。もちろん、「本気でやる」という選手がいてくれて初めて成立する話ではありますが。「知識」「経験」「工夫」などを全て組み合わせて何かを変えていきたいと思っています。それが独り歩きするのかもしれません。他者から疎外されるかもしれません。「異質」というのを自覚しながらです。村社会で育って「当たり障りない」生活をすることに慣れてきました。それが自分の中での「生き辛さ」の要因だと思っています。

変えたい。変えなければいけない。それは「練習パターン」だけではなく「考え方」の根本からの変更になるのかなと。綺麗事ではない。やるべきこと。そう考えています。

まとまりませんが。頭に浮かんだことをそのまま言葉にしておきます。

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