bowyow cine-archives vol.715
サンフランシスコで恋人に振られた作家がたまたま訪れたイタリア・トスカナ地方の小さな村の屋敷が気に入り、そのままそこに住むうちに、さまざまな人々との交流に生きがいを見出し、第2の人生を切り開いていくというお話なり。
世の東西と古今を問わず、人世とはそのような偶然の連続であるからして、風光明媚なイタリアの田舎の自然や朴訥な暮らしぶりを楽しみながら鑑賞できるが、作家であるヒロイン役がダイアン・レインというのは、ちょっとそぐわないキャスティングではなかろうか。
もっとも中年にさしかかって、目元に小皺と隈が姿を現している彼女の容貌をけっして嫌いではないのだが。
シオカラの雌がムギワラトンボだなんて皆さんご存じでしたか? 蝶人