あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

木村草太監修「ないとどうなる?日本国憲法2」を読んで

2025-01-12 09:05:48 | Weblog

 

照る日曇る日 第2153回

 

第2巻のテーマは「自分らしく生きるための基本的人権の尊重」である。

 

憲法第11条の基本的人権は、国民のすべて生まれながらに持っている冒すことのできない永久の権利であり、大きく5つに分かれている。

 

  • すべての人間は平等な存在であり、平等な扱いを受けるこ権利である「平等権」。
  • 国家権力から不要に強制や命令されたりすることなく自由に物事を考え行動できる権利である「自由権」。
  • 人間らしい豊かな生活を送る権利である「社会権」。
  • 政治に参加できる権利である「参政権」。
  • 人権が侵された場合に救済を求める権利である「請求権」。

 

そして「基本的人権」のすごいところは、木村選手がいうように人権を守るための戦いは「一人でも戦える!」ということ。たとえ人権を侵害されたのがこの世であなあ一人だけだったしても、誰一人分かってもらえなかったとしても、「私の人権を奪うな」と声をあげられるのである。

 

なお憲法第13条では、「基本的人権は公共の福祉を侵さない範囲において保障される」とあるが、それは公共の福祉を実現する場合にも基本的人権を侵害してはならない」という意味である。また憲法第19条にいう「思想及び良心の自由」はこの限りではない。

 

車からササキサーンと呼びかけし石渡君ガンで死にたり 蝶人


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 学研版・木村草太監修「ない... | トップ | 木村草太監修「ないとどうな... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事