闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.856&857
○ロー・ウエイ監督の「ドラゴン危機一髪」をみて
ブルース・リーの技は相変わらずすんごいけれど、映画としてのプロットなどあって無きがごとく幼稚なもので、彼が出演していなかれば誰ひとりこんな下らない映画なんかみおないだろう。
「お母さんと喧嘩しないと約束したから」、などと妙な義理立てしてゲバルトを出し惜しむものだから、業を煮やしたリーがついに重い腰を上げて悪者と戦うまでの時間の長さにいらいらさせられる。
○ロバート・クローズ監督の「ブルース・リー死亡遊戯」をみて
ブルース・リーの死後に編纂されたいわば寄せ集め映画であるが、映画としての完成度がいちばん高いのは皮肉にも本作ではないだろうか。まだまだ長生きしてほしかった貴重なキャラクターだった。
音楽はジェーンバーキンの最初の夫だったジョン・バリーずら。

「この梅はお持ちくださいいくらでも」春日さんって太っ腹だね 蝶人