
闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.874、875、876
○アンソニー・マン監督の「ララミーから来た男」をみて
弟の敵討ちをするために遥々ララミーからやって来た男は何を隠そうジェームズ・スチュアートである。
スチュアート選手はその町でカワイ子ちゃんに惚れたり、町の権力者たならず者と対立して何度か殺されそうなめにあいながら、その都度奇跡的に立ち直り、とうとう悪者を退治して好きな女との再会を約しながら颯爽と町を去っていくのでありましたあ。
はじめは善玉と思えた人物が、最後には悪玉であることが明らかになるのであるが、映画はまったくそういう風には描いてきていないので、真相があばかれても嘘かよという白けた気分になってしまう。
○エオドワード・ズウィック監督の「グローリー」をみて
モーガン・フリーマンとデンゼル・ワシントンが共演する1989年製作のアメリカ映画なり。
しかし南北戦争で黒人連隊が活躍していたなんて知らなかったな。
南北戦争は、どうしても勝者になった北軍からの視点で描かれることが多いが、この映画ではそうでありつつも北軍幹部の腐敗や堕落、犯罪的な行為にも触れているのが新鮮だった。
ボストンからやって来た主人公の大佐は拙宅でお世話になっているミサワ・ホームイングというリフォーム会社の営業の桑名君にそっくりなので驚いた。
○ラウール・ウオルシュ監督の「限りなき追跡」をみて
ラウール・ウオルシュ監督による1953年の西部劇だが、他の多くの西部劇と違って主人公のロック・ハドソン、悪役のフィル・ケイリーなどの人物像をきっとりと描きこんでいるから活劇とドラマに厚みが出る。
主人公の美しい婚約者ドナ・リードに横恋慕した悪役は彼女を誘拐して強姦してしまうのだが、ここまで描いてしまう監督なんてウオルシュくらいのものだろう。
相思相愛の2人のこれからがちょっと気になるラストずら。
安倍橋下百田は大嫌いやっぱりまれちゃんは可愛いで終わる井戸端会議 蝶人