闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.872、873
○ジョージ・キューカー監督の「西部に賭ける女」をみて
なんといってもソフィア・ローレンのやわらかくくねる女体が妖艶。お相手はアンソニー・クインだが、んなもんぶっ飛ばすほどのお色気を拡散しつつ、映画はそのまま終了してしまいます。
私は80年代のパリのオペラ座でこの人を遠くから見たが、彼女が場内に入場して席につこうとしただけで満座の聴衆の目が彼女に集中するのが分かった。千両役者とはこういう人のことをいうのだろう。
○バート・ケネディ監督の「戦う幌馬車」をみて
おなじみジョン・ウェインとカーク・ダグラスの競演で、そこにはもちろんインディアンもからんで、いわゆるひとつのステレオタイプな西部劇を楽しみながらやっている。
この映画の中でカーク・ダグラスは、いつも後方からジャンプしながら馬に飛びついて鞍に収まると言う離れざわをやっているのだが、どういう訳だかラストでは見事に失敗したところで、ジ・エンドになるのである。
三人で朝昼晩と食べてます見たこともない大きな西瓜 蝶人