あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

スパイク・リー監督の「インサイド・マン」をみて

2016-02-15 13:58:59 | Weblog


闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.982



 処女作の「ジョーズ・バーバーズ・ショップ」でファンになった監督だが、「ドウ・ザ・ライトシング」で覚えた違和が「マルコムⅩ」で増殖し、そういうゆわゆる反体制映画ばっかり作るのかと思っていたら、2006年製作のこの映画では、ちょっと風変わりな、でも結局は旧態依然たる反体制映画をこさえてしまっている。

 それにしてもあんな手弁当ローコスト映画しか撮れなかった人物が、デンゼル・ワシントンやジョディ・フォスターなどの大物俳優を起用できるとは出世したものだ。

  二度までも自転車を盗まれし少年の暗き心を思いみるべし 蝶人
コメント
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