闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3807~11
1)ケネス・ブラナー監督の「オリエント急行殺人事件」
御存知ポアロが超難問を解決するのだが、もう一つの難問は解決されないままだ。2017年の改作。
2)ジョン・カーニー監督の「はじまりのうた」
キーラ・ナイトレイ主演の2013年の西洋演歌物語。
3)エドワード・ドミトリク監督の「折れた槍」
悠揚迫らぬ牧場主をスペンサー・トレイシー、父から愛されなかった恨みを抱く長男をリチャード・ウィドマーク、溺愛された末息子をナタリーウッド殺人容疑のロバート・ワグナー、そして彼の恋人がハワード・ヒューズと結婚して引退した歌の下手糞なジーン・ピーターズ(市民ケーンを参照)、トレイシーの先住民の愛妻を演じるのはアーネスト・ボーグナインと結婚していたメキシコ人女優のケティ・フラドという豪華な顔ぶれの1954年の西部劇ずら。
4)ロベール・ブレッソン監督の「ブローニュの森の貴婦人たち」
男に振られたマリア・カザレスが復讐のために知り合いのダンサーと結婚させるというデイドロの原作を脚本の監修にコクトーが参加したりしてぐあんばっている1945年のおふらんす映画だがあまり面白くない。
5)マックス・オフュルス監督の「たそがれの女心」
大の宝石好きで軽薄で見栄っ張りで金遣いが荒い嘘つき女の侯爵夫人ダニエル・ダリューが恋人の男爵デ・シーカを夫のシャルル・ボワイエとの決闘で失い、心臓マヒで即死してしまう1953年の哀れな物語。
阿呆莫迦の宮川大輔が糞味噌にうまいうまいと絶叫している 蝶人