あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

杉本真維子詩集「皆神山」を読んで

2024-11-05 09:00:45 | Weblog

 

照る日曇る日 第2123回

 

わりあい平易な言葉で書かれているので、これ幸いと読み始めたのだが、よく分からなかった。きっと頭のいい人が、ひどく頭をつかって書いたのだろうが、頭がわるい私には何回読んでも、いったい何がいいたいのか分からなかった。

 

よしんば百回読んで作者が言いたいことが分かた、あるいは分かったような気になったとしても、それは私にとってたいしたことではないだろうと思われた。

 

なぜならその意味も、ここで書かれている言葉も、ぜんぶ頭の中で捏ねられたもので、臓腑の中から掴みだされたものではないからだ。

 

でもこの詩集の何千行のうち、たた3行だけ脳内造語ではない言葉があって、私の心にコツンと響いた。

 

「朝鮮戦争で/丸焼けになったから/木がみんな、若いんだ」 同書「若い木」より

 

フジバカマを庭に咲かせて良かったなキタテハが4頭も蜜を吸ってる 蝶人


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Les Petits Riens  40年... | トップ | 夢は第2の人世である 第1... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事