西暦2025年睦月蝶人映画劇場 その3
闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3898~3902
1)シュチュアート・ハグマン監督の「いちご白書」
68年のコロンビア大学における学生運動と官憲による血の弾圧を描いた70年のアメリカン・ニューシネマ。ノンポリ大学生が女子大生に恋してずるずる闘争現場に引き摺り込まれていく過程が興味深い。
2)ナンシー・マイヤーズ監督の「恋するベーカリー」
別れた夫が悪妻で元の女房メリル・ストリープとよりを戻したいのだが、彼女には恋人ができて、もやもやして結論が出ないところがいいといえばよい映画。3人共ミスキャストなので別の役者で取り直せばもっと良くなる2009年のコメディずら。
3)ブラザース・クエイ兄弟監督の「ブラザース・クエイ兄弟短編集Ⅲ」
アメリカの一卵性双生児兄弟によるざらざらしたグロテスクで不気味な感覚がウリ。人形のエロスが気味悪くて気持ちいい1990年の作品。
4)オリバー・ストーン監督の「ウォール街」
株式投資をテーマにしたマイケル・ダグラス主演の1987年の金融サスペンス。ダクラスを師と仰ぐチャーリー・シーン、その父親のマーチン・シーンも実の親子役で出演。
5)オリバー・ストーン監督の「ウォール・ストリート」
「ウォール街」の2010年の続編。今回は8年間の懲役を終えて出所してきたマイケル・ダグラスを慕うシャイア・ラブーフが活躍する。
「広告を見れば続きを読ませてやる」そんな広告誰も見ないよ 蝶人