闇にまぎれて cyojin cine-archives vol.1013
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初々しい女子大生原田知世の切ないラブストーリーずら。
鎌倉駅構内でロケするという、今では考えられないのどかな時代の作品だ。
ヒロインの相手役の林隆三も、おととし70歳で死んでいる。どんな人もついには儚くなるが、死んでも銀幕で在りし日の姿を遺せる役者はある意味では仕合わせであるなあ。
でも、ついせんだって原田知世がテレビで歌っているのをみたら、この映画の面影はまるで失せていたので愕然としたのであるが、それも自然の理であることよ。
「徹子の部屋」を見ていると、これが往年のあの美しかったスタアの成れの果てなのかともっと愕然とさせられることが多いので、極力見ないようにしているのだが。
君も僕も日一日歳をとり顔面ぐちゃぐちゃのでぶでぶとなって死んでゆくのさ 蝶人