あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

作 いろはの会・絵 伊東雅江「鎌倉 まちのいろは」を読んで

2025-02-13 11:06:09 | Weblog

 

照る日曇る日 第2170回

 

ご存じ伊東雅江さんが作画を担当した「鎌倉の町の今と昔」を一覧できる素敵な絵本です。

 

これまでにご紹介した鎌倉の名建築もここに収録されていますが、それより冒頭の「鎌倉時代の鎌倉」の見開き地図にご注目あれ。

 

左右の最上部に東西2カ所の関所が書き込まれていますが、西の関所は現在の北鎌倉駅の大船寄りの名代の洞穴、そしてセンターの若宮大路と同じ緯度の正反対に位置するのが、我が家からほど近い町内の大木さんチなのである。

 

朝夷奈峠に通じる旧金沢街道の、まさにこの場所に関所があって、六浦港を経由して東京、千葉方面に旅する商人や日蓮などの僧侶は、頻繁にこの当時の「銀座通り」を交通税を払って通行したのである。

 

鎌倉から江戸時代にかけて関所番人、名主として大きな役割を果たした大木家は、現在もなお当時と同じ場所にその子孫が居住し、元町内会長として地元で重きをなしている。

 

トランプはどんな莫迦を言うだろう明日待たるる世界のヒマジン 蝶人

 


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