伊豆高原・城ケ崎温泉
花吹雪
(静岡県伊東市八幡野)
源泉かけ流しの湯殿だけでも
7カ所あるという
「花吹雪」さんは
広大な森の中に佇む温泉宿です。
私たちは、宿泊ではなく
その建物の中にある
倶楽部ハウスで食事をいただくため
薄暗くなったころに伺いました。
花吹雪特製カクテル
森夢幻 (もりむげん)
地元伊豆高原産の蜂蜜に
ライムとミントが入ってモヒート風。
基本はノンアルコールですが
私たちはアルコール入りで。
食前酒としていただきました。
蜂蜜入りだから
ちょっと甘いけれど
スッキリして美味しかったです。
なにはともあれ
ワインのボトルをお願いして
懐石コースのスタート。
先付
胡麻味噌焼き
スプーンで掬ってみれば
↓↓
中には伊豆のアオリイカ、
鱈の白子、里芋、
丸十(さつまいも)、蕪
鱈の白子がとろけるようで
特に美味しかったです。
八寸
胡麻麩としめじの胡麻和え
炙り〆かますの棒寿司
アワビの味噌炊き
静岡県産美味鶏の松風
伊豆産本海老の老酒漬け 長芋
いちょう丸十(揚げさつまいも)
八寸は見て楽しく食べて美味しい。
地元産の肴が揃い、
お酒もすすみます。
御造
炙り金目鯛、カンパチ、クロダイ
赤もく寄せ、オクラ、スプラウト
天城山本山葵「真妻種」
魚は三種類とも
地元伊東港で獲れたもの。
新鮮でさすがにおいしい。
海藻の赤もくを寒天で寄せたのも
なかなかの美味でした。
蓋物
静岡特産 海老芋の饅頭 銀杏入り
鱶鰭(ふかひれ)の姿煮
芽蕪、人参、松葉柚子
上の芽蕪、人参、松葉柚子を
取り除いてみれば
↓↓
小さくとも鱶鰭は鱶鰭ですが
その下の海老芋の饅頭が
ねっとりして
得も言われぬ美味しさでした。
中猪口(なかちょこ)
自家栽培のやまももと
山葵のソルベ
中猪口はお口直しなので
シャーベット。
やまももは
伊豆高原のシンボル的なもので
あちらこちらでよく見かけますが
義実家の庭にも
大きな木が植わっています。
それだけに、
この一品は、正直驚きました。
というのも…、
やまももとワサビの組み合わせって
ちょっと思いつかないけれど
これが…、
すこぶる美味しかったのです。
焼物
静岡牛「葵」の炭火焼き
藁の薫香仕立て
揚げ針牛蒡、菊花、ザクロ、
焼目百合根茶巾、特製たれ
少し大きく
↓↓
私には、この日の一番。
お肉も柔らかくて美味しかったけれど
パリッと揚がった牛蒡に
真っ赤なザクロがのっているのも
気に入りました。
係りの男性に
「牛蒡が糸のようで凄いですね」
とお話したら
「はい、細く細く切って
油にふわっと散らしてサッと揚げます」。
調理法は単純だけど、
ま、素人にはチト難しいです…。
御飯 三種の天然きのこおこわ
留椀 馬鈴薯の摺り流し
揚げ海老真薯 粉山椒
香の物 胡瓜の黒文字漬け
エリンギの粕漬け、汐吹昆布
御飯を少し大きく
↓↓
この「おこわ」にのっている
三種のきのこに関しては
係りの方が
丁寧に説明してくださいましたが
夫も私も
すっかり忘れてしまいました…。
おこわだけに
もっちりした御飯で、
美味しいものでした。
料理屋菓子
柿のクリームチーズのせ
梨の水晶寄せ
クリームチーズやミントと共に
口に入れる柿はちょっと別物。
サクッと食感の良い梨も美味しい。
おいしかったお料理も
これでオシマイ。
お料理はどれも素晴らしく
器の演出も最高でした。
おもてなしへのこだわりが感じられ
贅沢な夜になりました。
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