東村山市HP「住民投票条例」への市長の意見書Q&Aについて(Q14~17)
Q14 本当にいまから見直しや中止は出来るのですか?
A これまでの経過や損害賠償などの可能性から、現段階にいたっては、中止や見直しは不可能。すでに地権者は移転し、地下駐輪場の工事契約が9月議会で可決された。国や東京都の補助金も受け取った。
Q15 事業の中止や見直しの影響は?
A 地権者の生活設計の見直し、現状復帰、国、都への補助金の返還、損害賠償請求などの直接的な影響、行政への市民の信頼にも影響がある。
本当に見直しが出来ないのかを、市民とともに考えることからやるべきではないでしょうか
そもそも、この事業は繰り返し指摘してきたように、市民にはほとんど何も知らされず実施されてきたのです。
近隣住民と「まちづくり研究会」なるものを立ち上げ、話し合ってきたといっても、その話し合いからさえ逸脱しているのはこれまでの議事録などからも明らかです。 「まち研究」に参加していた地元の方も説明会などで発言しているほどですから
しかも、初めは東村山市が施行主となって駅前の整備を行う予定で大口地権者も納得していたのに、再開発事業にしたのは、市長初め、行政と有力企業の面々が集まって話し合いをした結果だという内部告発もあるとか。
こうして、住民に何も知らせずに事業が進められ、300人も集まった説明会で、市民が見直しを要求していたのに、Q14で言うように「現段階にいたるまで」事業を推進してきたのは市長ですよね・・・
損害賠償の責任は市長にあるのでは
住民投票を求めた市民に責任をなすりつけ、いまさら見直しは賠償責任などと脅しをかけるのは辞めて貰いたい物ですよね~
このクエッション部分は脅し以外の何物でもないと思いませんか
Q16 駅前広場だけではなぜダメなのですか?
A ビルの建設で、地権者が他の地域へ移転することなく生活の本拠や糧を得られることで地権者の合意を得られた。
しかし、再開発以前の生業をビル内で営む物地権者はいません。
一階の購買生協の店舗も、結局地権者が土地の持分を売ったために入るのであって、以前から店舗を構えていたわけでなく、
ボーリング場を営んでいた地権者は、ビル床を事務所として賃貸にする事になっているし
その他にも、市内に住んでいらっしゃらない地権者も大勢おられ、その方々はこのビルに住まわれるわけでもありません。
結局、マンションの床を権利として獲得する物の、売ってしまう、ビルには入らないという地権者もいらっしゃると聞いています。
本当に、ビルがなければ困る地権者が一体何人おられるか、ほとんど不明です。越した中で、地権者のためにビルが必要だといっても、それでは本当に必要な人を上げてくださいといいたいくらいです。
それに比べて不公平な扱いを受けた事例を一つ
現在多摩湖町に新しい橋と道路が作られています。
その道路を作るために立ち退きを迫られた地権者は、ご自分の土地の上に、
勝手に行政に道路線を引かれました。
市内に、両親を見送ったその土地に住み続けたいと願い、道路線を誰にも公
平にセンターから両側に広げることを望んでいたこの地権者は、議会で決ま
ったからと、その土地に住むことを認められず、結局泣く泣く、東村山市に不
信感を抱いて他地区へ転出されました。
西口再開発と比べるとなんと公平でないことでしょう。
今、その方の無念の思いを改めて思い出します。
Q17 96.4メートルのビルはまちの景観にあわないのでは?
A 再開発ビルの外観や緑地の設置、電線類の地中化でまちの景観に配慮して中心市街地にふさわしいまちなみをつくります。
言い訳にもなっていません。
ビルの外観を緑に塗ろうが、
街路に樹木を幾つ植えようが、
屋上緑化をやろうが、
八国山から見た時には にょっきりと鉛筆状のビルが立ち上がるのであって、
新宿には似合うかもしれないビルが、
閑静な住宅都市、ベッドタウンとしての東村山市に似合わないのは、普通に考えればすぐに分かることです。
このビルで設けようと考えれば、いろいろと画策をしなければならなくなる。ただそれだけのことではないでしょうか。
電線地中化?お金かかるんですってよ~
日本中どこへ行っても、駅前だけが綺麗に整備されています。東村山市は電線地中化はほんの数百メートル。行き止まりと言ってもいい道路だけです。
本当に電線地中化が必要なのは、お金をかけてもいいのは、鷹の道などのように歩道が狭く、電線が邪魔になって、歩行者が安心して歩けない道です。
そのように議会で主張した私に、都市整備部長は「駅前こそふさわしい」と言いました。
市民が主人公と言う発想が無いと、こういうことを言うだろうな~という見本みたいな答弁じゃないですか