ブートキャンプって、人を殺せと教えるところ?

2008-10-01 01:15:55 | Weblog
昨日、30日は雨
ザンザン降りでもなく、なんとな~く静かに降っているという感じで
でも、洗濯物をどこに干したらいいの、部屋? やっぱり外の方が…という
うっとうしい気分です。

 今日は、しばらく前にNHKのテレビで放映された、アメリカ軍の兵士の実態を放映した番組についての感想を・・・

見てショックだった場面は、ブートキャンプでの訓練に
上官が 「kill!」 と叫び、入隊したばかりの兵士が「kill!」と唱和する
それを、永遠に続くと思われるほど続け、人を殺す道具に作り上げる場面でした

第2次世界大戦で、敵に向かって銃を撃った兵士の割合が低かったと、
どうしたら、効率よく敵を倒すことができる兵士を育てることができるかという研究を重ね、今日米軍では、訓練を科学的に作り上げているということでした。

その結果、先の「殺せ!」 「殺せ!」の掛け声の応酬だというのです。
それによって、アメリカ軍の兵士は、躊躇なく、敵に向かって銃を撃つことができるようになる。その実践がベトナム戦争であったというのでした。
そして、今は、アフガニスタン、イラクなど、アメリカ軍が関与している世界中の紛争地域で、実践されているのです。

人を殺してはいけないと言うのは世界の常識です。
人を殺したら、罰せられます。これも常識です。
でも、軍隊は、人を殺せ、人を殺せ、とマインドコントロールされるのです。
それは、正義のためではありません。自国の利益のためです。
それを明確にしたのが、この番組でした。

連続して行われた番組で、二夜めは、
「ママはイラクにいった」というタイトルでした。

祖国の役に立てばと、何気なく登録した軍隊
母子世帯の暮らしを維持するために、所属した軍隊
イラクへの派遣命令が下され、否応なく、物資輸送などの任務に就くことになります。
その派兵のさい、輸送中に、イラクの子ども(?)から発砲され、
思わず、応戦し、その子供を射殺した
それが、障害となって、わが子を愛することができなくなった女性を取材していました。

また、イラクからかえって、子どもたちとの間がうまくいかなず、
二度目のイラクへの派遣命令が出され、
なお子どもたちと理解し合えない母親と子供の悲しい現実をTVとはいえ目の当たりにしました。

日本でも、自衛隊に女性が入隊したなど一時期物珍しいという意味でも、もてはやされました。
しかし、子ども、命を生み出す母親となるべき性を持つ人々が

「殺せ」「殺せ」という訓練を受け、戦場で人を殺して、平気でいられるはずがないという思いを強くしました。

私たちの、母親や父親の世代の戦争で、まったく同じようなことが行われたのだろうという確信を持ちました。

こんな軍隊に、戦場に、世界中のどの子も行かせてはならないと
強く思いました。
本当にショックな、でも、戦争はどんな口実を持とうとも、決して人間の心とは相いれないものであるということが実感できる番組であり、わが子を軍隊や戦場に送るのではなく、軍隊をなくしてこそ、本当の平和外交が成り立つのだということを実感させた番組でした。

ちょっと、支離滅裂でした?
でも、自分では整合性の取れているつもりです。
日本国憲法を守り抜き、とりわけ9条1項、2項のいずれも変えてはならないと
改めて思いました。

ダイエットの方法の一つに ブートキャンプ云々というのがありますが
軍隊での、人殺しの訓練に学んだものだということがよくわかり、
体験したいと思わなくて良かった~と思いました。