万引きは罪です、それをどう子どもたちに伝えましょうか

2008-10-08 23:12:57 | Weblog
今日は朝から でも午後には上がって
気持もちょっとどんよりしています。
というのも、TVのニュースで武蔵村山市のイオンで万引き600(?)点、
小平市の中学生が…という報道見たからです。

娘たちにせがまれて、買い物に行くので え~っていう感じ
広い体育館みたいな所に、万引きした品物が並べられていて、
見ただけでは良く分からない品物もありましたが
ほしいものを盗った、2~3回万引きしたと取り調べで述べたとか

こんな子どもの犯罪の報道に接するたびに、なんでそんなことになったんだろうか?
家族は?、その子にかかわるすべての人間関係(家庭、学校、地域)は?と考え、
結果としてその子を導いてやれなかったであろう環境に暗澹たる思いを抱く

娘が高校を選択する際の説明会でのやり取りを思い出した.
都立高校は、全都1学区のもとで、ランクが付けられ、トップクラスに叙せられなかった高校も、
将来のトップクラス目指して取組を強化していた。
説明会で「わが校は今年度から茶髪は禁止しました。違反したら停学です。」と言う。
つまり、それまでは自由だったが、学校の評判を考え禁止にした。違反者には厳しく臨み、優秀な学校にするので保護者の皆さん安心して下さいという訳である。

私は「娘に決して茶髪は認めないといってあります。従って、茶髪禁止に反対ではありません。でも、子どもにとって茶髪は単なる染めることではなく、そうなるまでの心の軌跡があるはず.その子の心の軌跡を先生方はどう受け止め、なぜ茶髪にするのか、なぜしてはいけないのか、どう指導して下さいますか?」と、質問してみた
解答は「私たちも、すぐ処分と言う訳ではありません。1週間の猶予と言うところを、2週間までは待つということもしますから」であった。

私は、この学校に子どもを預けるわけにはいかないと思った。
なぜなら、子どもは悪さをするもので、
その悪さが、なぜ悪いのか、誰に迷惑なのか、どのような被害を及ぼすのかなど
悪さ(自分も友人も)を通じて、教えられるべき存在であって
それを、教え、諭し、導く考えを持たない、処分が先行する場所では
聖人君子でないわが子は、まっすぐ育つ力を培うことができないと考えたからである。
娘は校則のほとんどない(盗みはいけないという校則はあった)、制服もなく、茶髪も、ピアスも、化粧も、弁当を買いに校外に出ることも自由な学校で、時々は先生に叱られながら、高校生活を送った。
親としては、きっと迷惑をかけたこともあっただろうと思っている。
でも、娘は、卒業した今でも芸術祭だ、なんだと、友人と連れ立って母校に出かけ、〇〇先生元気だったよと近況を聞いてくる

願わくば、先の子どもたちも、この先、導いてくれる大人に出会ってほしい.
それが、警察官であっても、親であっても、教師であっても、誰でもいい
あの子どもたちの周りにそういう大人がいてほしいと切に願わずにはいられない

生まれつき悪い子はいない、
どの子も生まれた時は天使のように喜びを連れてくる
その子が喜びの対象であリ続けるように育てるのが大人の責任では
などと、つらつら考え、ちっともまとまらず、支離滅裂なことを書いているのである。