鶴屋南北の芝居観てきました

2008-10-17 14:54:15 | 話題
 昨16日、娘と吉祥寺の前進座劇場にて
江戸の戯作者 鶴屋南北の書いた 解脱衣楓累(げだつのきぬもみじがさね)を観てきました。

鶴屋南北といえば四谷怪談など、幽霊物が多い戯作者で、
この芝居は、江戸の時代には日の目を見ることなく、35年前に前進座がはじめて芝居にしたとか

二つの言い伝えが重ねられているようですが、
僧とその婚約者であった女
心中しようと約束をするものの、女の首を切り落としたとたんに心変わりをし
出世をしようとあがく男

その出世の道具をめぐって、敵がめぐり合い
様々な顔ぶれが入り乱れて
殺された女に取り殺される
という話。

芝居を前に、たまたま古本屋で 女流作家の短編を集めた文庫の中に
鶴屋南北の最後について、書かれたものがあって
買って読んだ 

戯作者としての売れる前に 鰻を割く仕事をしていた時
神通力を持った大鰻を割いて
その怒りに触れ、鰻が大嫌いになった と言う伏線がしかれ
結局、風呂屋の湯船にうじゃうじゃ鰻がいた幻覚を見て
心臓麻痺で死んだと言う物語で、怪談物を得意とした南北らしい死に方かな~
などと、本当のことかはわからずとも 納得したしだいである

私は、怪談物は大嫌いである。
怖い映画も絶対に見ない
なのに、この芝居を怪談話と思わずに見たが、
最後の、河原崎国太郎の柳の下の幽霊の姿には
思わずをしてしまった

この日の芝居は、掛け声(?)をかける人がいない
役者さんが 格好よく見得をきったのに よっ!〇〇屋 との声がなく
私も、声をかけるならこの場面 ということはわかったが
なにしろ 役者さんの屋号を覚えていないもんで 
役に立たない観客であった

でも、結構面白い芝居だった

国保税値上げ幅ほぼ決定

2008-10-17 00:59:03 | 政治
もう昨夜になりました。

16日、夜、国保運営協議会が開かれました。
10月2日に、市長から国保税の税率改定の諮問を受けて、昨夜で2回目、
もう、改定率が決まりました。

事務方が提案した案が2案示されていました。

1案は 所得税率 4.8% を 4.2%に
    資産割は 10%  を 0%に
    均等割を 12900円 を 25000円に
    平等割を 12000円 を据え置きに    高い~

2案は 所得税率 4.8% を 4.0%に
    資産割は 10%  を 0%に
    均等割を 12900円 を 22000円に
    平等割を 12000円 を据え置きに

協議会では、応能(所得に応じる)、応益(誰もが同じ)を 50:50にするのは
一人を除いて賛成、上げ幅の多い1案より、2案を採用し、
その代り、今後毎年同じような上げ幅で値上げをする と言う意見が大勢を占めました。

2案であっても、所得にかかる税率は0.8%も下がったのですが
家族一人あたりの均等割りが、9100円も上がるので
4人世帯で、所得200万円 給与で311万円 年金額で320万円の場合
年額 26050円の値上げ、上げ率は 13%となる 試算も出ていました。

保険料が下がる世帯もいるのですが、
その割合は、所得が高ければ高いほど下げ幅も大きく
所得が低い世帯は、家族が多ければ多いほど値上げ幅は大きくなることに

行政の資料によれば、
 所得350万円以下に属する世帯は実に88.3%
 所得100万円から200万円に属する世帯が 31.5%であり、

ワーキングプアーと言われる所得水準の世帯の値上げ率が一番高く
困難な層がますます困難に陥れられることが明らかになっているようです。

しかも、毎年同じような幅で値上げが行われることになっては、
1回の値上げ幅は小さくとも、トータルで、結局毎年負担は重くなるわけで
生活が楽になることはありません。

人の痛みは、あまり実感できないのですかね  

西口(東村山駅)で起こっていること

2008-10-13 23:05:19 | Weblog
この頃、2度も同じことを投稿する作業を余儀なくされています。
意味がわかりません。
編集作業にアクセスするのに、パスワードも入れないのに画面が現れ、
投稿すると、パスワードが必要ですと、コメントが現れ、
パスワードを入力するうちに、投稿記事が全文消えてしまうのです。
イライラします。
昨日の記事も、同じものを二度書かせられました。
今も、せっかく書いた記事をなしにされて、
胸の中で悪態をつきながら、再投稿しています。

さて、東村山駅西口の工事について
ある住民から情報をいただきました。
今年7月、転落事故が起こっていたと言うのです。
救急車が、工事現場に入っていたので
行ってみたら、倒れている人に救急隊員が心臓マッサージをしていたというのです。
話を聞くと、熱中症で2~3mの高さから転落したらしいとのこと、
あの後、転落した人はどうなったのだろうかと、情報をくれた方は心配していました。

労働衛生安全対策は万全になっているのでしょうか、
けがをされた理、最悪の事態があったとすると、労働災害は適用されたのでしょうか

早朝から、夜8時を過ぎてまで仕事をしていることがあるとの情報もいただきました。
そこで、夜8時過ぎ現場に行ってみました。
工事現場のそばを通ってみたのですが、現場のビル内から
鉄のワイヤーを扱っているような音が聞こえていました。
また、物資を運ぶゴンドラが確かに動いていました。

住民がこれで、工事協定に違反しているとの声を寄せているのなら
改善の努力がされなければならないと思います。

また、数枚の写真をいただきましたが
それは、毎日高くなっているビルの工事のために、
高いクレーンで、コンクリートなのか、鉄板なのか、よくわかりませんが
下から釣り上げて、上階に運ぶ作業をしていました。
工事現場には、囲いがあるのですが、ビルが高くなっているために
もしクレーンが強風で揺れると、囲いの外に落下する可能性があると思いました。

他にも、市民に知らされていない事故が起っているのでしょうか
そうであるとすれば、労働基準監督署の厳正な調査が必要だと思います。
市民が通報したと言うのですが、どうなったんでしょうか

あと10年も生きていられるかね~とお年寄りの呟き

2008-10-12 22:05:43 | Weblog
今日12日は、でも時々黒雲が湧いて今にも降り出しそうな変な天気でした

今日は、街頭で政策の訴えをしました。

野口町のある地域で、後期高齢者医療制度の理不尽さなどを話していると
通りかかった高齢のご婦人が、話が終わった時に
「あんたが言う通りだよ」とおっしゃって、
「この10月の年金から後期高齢者医療保険を天引きすると通知があったんだよ。
今度は、減らされた年金を受け取るんだよ。
国民年金でお金も少ないのにどうしたいいか分からないよ」と言うのです。

そうです、扶養家族になっていた方や、所得の低い方々の保険料がこの10月から年金天引きになるのです。
所得が全くない人からも保険料をむしり取る本当にひどい制度です。

お幾つですか?とお聞きすると
「77になった」とのお返事
あら喜寿のお祝いですね、お祝い金は貰いましたか…と言いかけて、
そういえば今年からなくなったんでしたね~と申し上げると、
「そうなんだよ楽しみにしていたのに」と言われました。
「シルバーパスを受けとるにも1000円と、非課税証明書に300円か掛かるんだよ」とも 

長生きして、米寿のお祝い金をもらってくださいねと申し上げると
「あと10年も生きられるかね~」とため息をついていました。

このお返事を聞いて、あゝと胸を突かれました。
お年寄りに、長生きをしてくださいねと申し上げるのはたやすいこと、
でも、お祝いを10年も先延ばしにすることは、残酷なことだと改めて実感させられたからです。

申し訳ありませんと思わず頭を下げながら、
悔しいから本当に長生きして下さいねと重ねて申し上げると
「がんばるよ」と笑っておられました。

もうお一方は、最近、
「40数年前の手術の輸血でC型肝炎に感染していたことがわかった。
都や保健所に相談したが時間がたちすぎているので補償ができないと言われた。
肝炎が発症したら高い医療費が掛かる。不安だよね~」というお話。
そして、
「できるだけ生活費を切り詰めるために、安い食品を買ってくるんだけど、それだって輸入食品で、毒が入っているかも知れないと言うんじゃ心配だよね~
貧乏人は安全なものも食べられないんだよね」とおっしゃるのです。

お二方のお話を聞いて、
安心して年をとれない日本の政治の貧しさを痛感しました。
75歳になったら、せめて医療費は無料ですからね と言うことができれば、
C型肝炎が発症し、高い医療費が必要でも安心できます。
少しは生活にゆとりができます。
娘さんや、息子さんに迷惑をかけると心配することもありません。

株価の下落に、大手企業を救済する手だては考えるのに、
年金で暮らすお年寄りや、
派遣労働で家族を養うことのできない若者や、
給料が減り続けて生活が大変なサラリーマン世帯や
消費者の財布の紐がが固くなり、売り上げが伸びない商店や
輸入農産物に押され、作れば作るほど赤字に苦しむ農家や
ガソリンの高騰で操業できない漁船
こうした国民の苦しみには鈍感な政治、
これを、どうしても変えなければと改めて痛感させられた一日でした。

東村山市長が国民健康保険税値上げ諮問

2008-10-12 00:59:56 | Weblog
今日は朝の内は雨 で、
午後からは日差しが照りつける晴れ、
夕方は真っ赤な夕焼けが出ていたのに、黒雲が立ちこめていたり・・・
な天気でしたね~

どこから香ってくるのか見回しても見あたら無いのに、
玄関を出るとそこはかとなく金木犀の香りが漂っています。
また、よそのお宅の庭の柿の実も色付いて
すっかり秋めいてきました。
そうそう、銀杏の木の下で、銀杏を拾っている人も見かけました。

さて、東村山市長は、国民健康保険税の税率改定を諮問しました。
所得割と均等割を50対50にするというものです。

所得割とは、文字通り、所得に応じて保険料を決める方法(応能割)で
均等割とは、金持ちだろうが、貧乏だろうが一人あたり、1世帯あたり『平等』に負担をする(応益割)ということ、所得が3万円の人も、1000万円の人も金額は全く同じということです。

つまり、所得に応じて税金を払う累進制が限りなく変質させられることになります。

東村山市長は、50:50で値上げになるように見えるけれど
減額率が現在の 6割、4割 が
改訂後は    7割、5割、2割になるので低所得者には問題ないと言っています。
また、応能、応益を50:50にすることによって東京都からの調整交付金が増額され、改訂に伴う住民の負担を本来額より低く抑えることができるとしています。
本当にそうでしょうか、本来額より低くといっても、少しでも負担分上がれば、それは間違いなく家計を圧迫します。

また、具体的に国保税の金額が上がれば、たとえ減免率が変わっても
本当に負担が低くなるかは個々人の保険料を計算してみなければ判りません。
さらに、減額した後の金額が、改訂前の減額された金額より多ければ
やっぱり暮らしを圧迫することは明かです。

来年から、65歳以上の方の住民税を年金天引きで徴収することも計画されています。国民健康保険税も同様です。
日本の税金徴収の考え方は、本来生活費非課税のはずです。
年金天引きの思想は、
生活費よりも国や自治体の税金徴収こそ優先度が高く、税金を払って残ったお金で生活を営みなさいという通告を国民に突きつけることです
血も涙もない、お上のやり口です。

昨日そんな話を街頭でしたら、通りかかったお年寄りが
「これから銀行に残高の付け合わせに行く。取りかかったら、税金の話をしていたから聞いたが、あんたの言うとおりだ、私の年金は2ヶ月で6万円、これで税金を先に取られたらとても生活できない」
と、共感し、がんばれと言ってくださいました。

年金支給額は減らされ、原油価格の高騰で、諸物価が上がり二進も三進もいかなくなって居るところに国保税値上げ
たまりませんよね~

そもそも国保会計の困難さは自民党政治がつくり出したものです。
80年代の中曽根臨調時代に、国保会計への国庫補助を削減
国保会計は一気に困難になりました。

その後、さらに補助金は削減され、保険税の値上げを繰り返し、滞納を増やし、
国保会計は悪循環に陥っています。

『国保』は国民皆保険を保証する重要な案件です。
その会計の運営の責任は国にあります。
国保会計のその使命を自覚して、国や東京都に応分のよさんを要求してこそ国保会計の充実が測られることと思います。

値上げはいったい幾らになるか判りません。
でも、具体的な数値を市民の前に明らかにして、意見を問うべきだと思います
改訂の審議をする国保運営協議会は16日から議論をする予定だそうです。
また報告します

万引きは罪です、それをどう子どもたちに伝えましょうか

2008-10-08 23:12:57 | Weblog
今日は朝から でも午後には上がって
気持もちょっとどんよりしています。
というのも、TVのニュースで武蔵村山市のイオンで万引き600(?)点、
小平市の中学生が…という報道見たからです。

娘たちにせがまれて、買い物に行くので え~っていう感じ
広い体育館みたいな所に、万引きした品物が並べられていて、
見ただけでは良く分からない品物もありましたが
ほしいものを盗った、2~3回万引きしたと取り調べで述べたとか

こんな子どもの犯罪の報道に接するたびに、なんでそんなことになったんだろうか?
家族は?、その子にかかわるすべての人間関係(家庭、学校、地域)は?と考え、
結果としてその子を導いてやれなかったであろう環境に暗澹たる思いを抱く

娘が高校を選択する際の説明会でのやり取りを思い出した.
都立高校は、全都1学区のもとで、ランクが付けられ、トップクラスに叙せられなかった高校も、
将来のトップクラス目指して取組を強化していた。
説明会で「わが校は今年度から茶髪は禁止しました。違反したら停学です。」と言う。
つまり、それまでは自由だったが、学校の評判を考え禁止にした。違反者には厳しく臨み、優秀な学校にするので保護者の皆さん安心して下さいという訳である。

私は「娘に決して茶髪は認めないといってあります。従って、茶髪禁止に反対ではありません。でも、子どもにとって茶髪は単なる染めることではなく、そうなるまでの心の軌跡があるはず.その子の心の軌跡を先生方はどう受け止め、なぜ茶髪にするのか、なぜしてはいけないのか、どう指導して下さいますか?」と、質問してみた
解答は「私たちも、すぐ処分と言う訳ではありません。1週間の猶予と言うところを、2週間までは待つということもしますから」であった。

私は、この学校に子どもを預けるわけにはいかないと思った。
なぜなら、子どもは悪さをするもので、
その悪さが、なぜ悪いのか、誰に迷惑なのか、どのような被害を及ぼすのかなど
悪さ(自分も友人も)を通じて、教えられるべき存在であって
それを、教え、諭し、導く考えを持たない、処分が先行する場所では
聖人君子でないわが子は、まっすぐ育つ力を培うことができないと考えたからである。
娘は校則のほとんどない(盗みはいけないという校則はあった)、制服もなく、茶髪も、ピアスも、化粧も、弁当を買いに校外に出ることも自由な学校で、時々は先生に叱られながら、高校生活を送った。
親としては、きっと迷惑をかけたこともあっただろうと思っている。
でも、娘は、卒業した今でも芸術祭だ、なんだと、友人と連れ立って母校に出かけ、〇〇先生元気だったよと近況を聞いてくる

願わくば、先の子どもたちも、この先、導いてくれる大人に出会ってほしい.
それが、警察官であっても、親であっても、教師であっても、誰でもいい
あの子どもたちの周りにそういう大人がいてほしいと切に願わずにはいられない

生まれつき悪い子はいない、
どの子も生まれた時は天使のように喜びを連れてくる
その子が喜びの対象であリ続けるように育てるのが大人の責任では
などと、つらつら考え、ちっともまとまらず、支離滅裂なことを書いているのである。

年金記録問題で社会保険事務所へ行きました

2008-10-07 12:50:39 | Weblog
今日は曇り、どんよりとしています。
洗濯を、夫の母がしてくれるのですが、なかなか乾かないと言っております。

さて、年金特別便が私にも来ておりまして、夫の母の分も合わせて社会保険事務所に相談に行きました。
夫の母は、遺族年金と老齢年金を受けています。
特別便は、夫の父の分もありましたので、
おじいちゃんの職歴は?とか、
おばあちゃんの働いていたところは?と聞いても、よく思い出せない

しかし、かろうじて、結婚前、終戦後働いていた企業名は思い出し、それを頼りに窓口へ
年代が不明で、はっきりせず、調査をしていただくことでお願いをしてきました。

次に、自分自身のこと、
実は、年金基礎番号が付されたとき、問い合わせのはがきに対して、回答をしなければならなかったのですが、
何を聞かれているか当時は良くわからず、
後で… とそのままにしておいたのがいけなかったらしく、

来た通知は、国民年金の記録のみ、曲がりなりにも、厚生年金にも加入していたので
年金手帳を持って窓口へ、
問題なく、統合していただくことになりました。

その際、国民年金の加入すべき時期が未納になっていることがわかりました。
高校を卒業して、企業に半年勤め、その後上京し、無認可の保育所に勤務したのですが、厚生年金の加入が無く、国民年金への切り替えを自分ですべきと言うことを知らずに、
未加入の時期があったということがわかりました。
20歳前後のことです。

幸い、その後は、気をつけていましたから、
年金の受給資格は大丈夫ですよと言っていただきました。

今でも、企業を退職して、国民年金に加入の手続きを自らが行わなければならず、
それを知らないで、年金権を失う人がいるのでしょうか?
社会保険事務所で自動的に切り替えることはできないのでしょうかね~
それが国民の立場にたつ制度改革だと思いますが・・・

 先ごろ、年金加入が強制でなかったとき未加入であった学生が、
障害者となって障害年金受給資格を求める裁判が闘われていましたが、
最高裁が訴えを棄却したと言う報道をみました。

国の政策に振り回されて、右往左往した挙句、年金権が付与されず、
働く場も少なく、自立した生計を立てる事のできない障がい者は、いつまでも親や家族に頼るしかないのでしょうか

また、ある商売を営んでいるご夫婦が、
福田さん、商売をやめようと思ったんだが、夫婦二人で国民年金ではとても暮らせないんだよね。
だから、わずかでもお金の入ってくる商売を続けるしかないんだよね。
と、暗い顔でおっしゃいました。
スーパーなどの安売りに対抗できず、売り上げが激減していても続けるしかないとおっしゃるのです。
商売がうまくいっているなら、希望を持って続けられると思うのですが・・・

国民の老後の暮らしを安心させることのできない政治はだめですよね~
年金をしっかり保証するのは消費税増税で?
これもとんでもないことです

いずれにしても、どんな政治を作るかは、国民がその鍵を握っています。
医療も、年金も、子育ても、まともに働ける社会も、
国民がその気になってこそ作り出せます。

私も、政治に関る一人として、がんばらなくっちゃ 

聴覚障害の方への要約筆記者派遣事業のご利用を

2008-10-05 00:05:06 | Weblog
今日4日ははれ
久米川駅で、日本共産党の演説があり、谷川智之(医師)さんが話されました。

 さて、今日は、聴覚障害を補うサービスの話です

『悠々』という団体があります。
病気、薬害、事故、高齢などで耳が聞こえない、または聞こえにくい、
検査では聞こえても会話は聞き取れないなどの障害を持つ方々が加入しておられる自主的な会です。

 この方々の聞こえないという障害を補うために、今年度から要約筆記者派遣事業が始まりました。
団体の皆さんが行政に働きかけてやっと実現した制度です。


要約筆記者派遣事業は、病院や学校の保護者会、相談、趣味など多くの場面で筆記によってそれらの内容を通訳する人を派遣する事業です。
中途障害で、手話が堪能でない人々のとって、ノートに書くことを介してコミニケーションを取ることができる制度です。訓練を受けた人が派遣されます。利用料金が必要です。今年度から始まりました。

ところがせっかくできたこの制度を利用した人が一人しかいないと、
要約筆記者のサークル「ゆいま~る」の会報で知りました。

会報は、理由は様々だが利用するには踏ん切りをつけなければならない『何か』があるようだと書いていました。同時に、事業そのもののPRが足りないとも。
悠々の代表者からも会報誌をいただきましたが、やはり利用が増えてほしいという悩みが書かれていました。

そこで市役所の担当窓口に聞いてみました。
この事業を利用するにはあらかじめ登録が必要ですが、
現在の登録者は13人、実際に派遣を要請した人は個人では1名。
登録者が市内でこのサービスを必要とする対象者の何%に当たるかは不明とのこと。PRに市報やホームページ、パンフを公的機関の窓口に置いているという答えでした。

聴覚障害の本人に直接事業の案内を送れないかと聞いてみましたが、
特定できるかということと、予算が…というお答えが…。

障害のある方々にとっては、制度についての情報を得ることそのものが困難です。誰のための制度かをよく認識して業務に当ってもらえば、PRや利用拡大に何が必要かは自ずから明らかではないでしょうか。改善の必要があります。

聴覚に障害をお持ちの皆さん、
手話通訳者や要約筆記者の派遣のサービスをぜひ利用して下さい。
もちろんプライバシーの保護は確実に行われます。
PTA総会も含め、日常生活で必要な場面で、利用して下さい。
普段はご家族のご協力がおありでしょうが、
ご家族の都合が悪いときに利用していただき、
本当に、障害のある方に必要な制度との、認識を広める必要があるのではないでしょうか
宝の持ち腐れにならないことも大切ですよね~

プライバシー法で敬老会の招待状が届かない?

2008-10-02 14:44:59 | Weblog
 実家の母が故郷の味を送ってきた。
バンシロ(グァバ)の実である。
とても良い匂いのする果物で、私の好物である。20個くらい届いたが、
いつの間にか娘たちが食べて、無くなっていた。

が、ねえ~お母さん、グァバは今の季節の物?もう送ってもらえないの
と言うので、
食べ終わって、数日も過ぎて、お礼方々また無心をした。

 ところで、敬老会言ったの と何気なく聞くと
母は、
「それがね、ここの敬老会は、25歳になった年の子どもたちが開いてくれるのだけど、プライバシーの問題とかで、招待状が来なくなったの。
だから、新聞などの行事案内を見ていくのだけど、
私は新聞をとっていないから今年もいつ敬老会があったかわからないので行かなかったのよ」
というのである。

わたしは、ビックリするやら、おかしいやらで
「それはおかしいよ、青年たちがやっているのであっても、行政が情報を提供できる仕組みがきっとあるよ」というと
母は、「そうか、じゃあ月曜日に、役場に行ってそのように言って来よう」と嬉々としていった。
その後の顛末は知らない。

母は、後期高齢者である、妹や弟の扶養家族として健康保険に加入していた。
貧乏で、自分ひとりの稼ぎで、生活保護も受けずに6人の子を育ててきた。
そんな生活では、年金の免除制度を利用するしかなく
結果、年金は月5万円にも満たない
こんな母から保険料を天引きするのである
母は、「役場でね、天引きされたらきっと生活できない年寄りがいるから、あんたたちは町を回って、そんなお年寄りを見つけて、ちゃんと暮らせるようにしてあげなさいと言ってきたんだよ」という。
そして、「ネセ(青年の意)が、は~わかりましたと言っていたけど」と、

子育て中に、医療機関で働き、生活に困っている人々の世話をして来た母ならではである
まだまだ元気だわと、一人胸をなでおろした。

バンシロがまた届いた。
自分の生活も楽ではないのに 魚、野菜と送ってくれる
本当に 親とは ありがたいものである

ころころの森ー東村山市子育て総合センター開所

2008-10-02 14:20:24 | Weblog
今日は久しぶりの快晴
昨日までのうっとうしさが嘘のようです。

 台風、よくくるな~ なんでこんなにこなきゃいけないの? とはわが娘の弁
でも、故郷の奄美では 台風は来るのが当たり前、来ても、ここほどは大騒ぎしない
奄美大島は暴風雨圏内、などというニュースと、大波の映像が出ても
実家に電話をしたことは無い、台風に対する事前の備えができているからだ

わが実家は、本当にボロ屋であった  
 妹たち と、今度は危ないかね などとのんきに言い合ったが
飛ばされたことは一度も無い

しかし、東京の台風は怖い、水害が直ちに心配されるからである
今回の台風は、幸いそれてくれたので良かったと胸をなでおろしている。

 さて、昨日10月1日、東村山市地域福祉センターの開所式が行われた。
 1Fは社会福祉協議会、2Fは子育て総合支援センター である。
旧都立東村山保健所後の土地建物を購入して開設したものである。

私は、保健所の買取に反対した。
いろいろあったが、東村山市の庁舎計画の行き当たりばったり加減が納得いかなかったからである。今でも、ムダ遣いを重ねての買取であったと思っている。

 しかし、2階は、今や、家庭で子育てをする母親や父親のよりどころ、
子育てを学び、仲間を見つけるところとして整備された。
1階は、市内の地域福祉に寄与する施設となった。
従って、開設する以上はそれぞれの目的に沿って、しっかりと運営してもらいたいと
施設設置には賛成した。

いま、私は、お願いだから 何事も使う側の立場で運営をしてもらいたいと念じている。
当たり前だろう と 言われる方もいると思う
でも、市民は、いつも行政の都合に合わせて市民が右往左往させられてきた
その実態は枚挙に暇が無いほどである。

  この施設も、当面日曜日、祝日は休みである。
夫も共に子育てを学ぼうと思えば、日曜日が休館ではどうにもならない
すでにこのことは、施設設置が議論された厚生委員会で指摘されている。

白梅学園に委託されたからには、
市内の子育て環境がどうなっているか、親たちが何に悩み、何を求めているのかを、
データでしめし、政策提言できる施設にならなければ意味が無いとも思う。

いずれにしても、施設はできた。
今後、子育てをする親たちに、大いに利用される施設なるよう期待したい。