近頃、死刑判決が多く出されているように感じる。
犯行内容はいずれも信じられないほど残虐、残忍なことばかりで、人類への挑戦ではないかと思えるほどだ。
だからどの判決も至極当然だと思う。
もちろん、冤罪はあってはならないが、犯行を認め、反省も謝罪もせず、なかんずく遺族を冒涜するような人間(といえるかは別問題)は社会システムとして死刑を執行するほかないだろう。社会復帰もできないし、復帰できないからまた犯罪に走る。
私は子供の頃死刑が怖かったし、警官殺人や尊属殺人はそれだけで死刑になるから、お巡りさんは法律に守られて、命懸けで仕事してくれるとか思っていた。
今は法律も、お巡りさんも、親子関係も変わった。価値観の多様化は”してはいけないこと”をどんどん減らしている。
それでも、してはいけないことはある。
第一は、自分がされたくないことは、してはいけない。
侮辱されたり、傷つけられたり、ましてや殺されたくはないでしょう。
最近では、死刑にしてほしいから、人を殺した、なんてやつがいるけど、これは、嘘だと思う。その前に、自分で死ぬことはできるはずだから。
人間誰しも、未来を持っている。その未来を摘んでしまうことは、絶対に許されない。