こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

ワークショップの基調講演

2010年09月28日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
今度の学会、”ワークショップ”で”基調講演”を行う。
それぞれ、どういう意味か考えてみると。
”ワークショップ”はWorkshop、作業場とか工房といった意味で、研究成果を発表する場として考えればよい。ワークショップと銘打つ場合は、テーマがあるので、これに沿った演題を出すことになる。
だが、私の場合は、このテーマに沿った仕事はあまりしてきてはいない。
だから、指名を受けてから今日まで”臨時”工房を開いてデータを集めてきた。
それなりの結果が出たので良かったが、そう出なかった時のことを思うとゾッとする。ひとえに周りの人の助けのおかげなのだが。
”基調講演”はKeynote address これまた、さらに重責を担うことになる。上記”ワークショップ”の”基調講演”となると、企画した先生が行うべきかと思うが、残念ながら病理医がスタッフサイド(臨床系学会のため)におらず、私に白羽の矢が立てられ、”基調講演”を行うことになった(のだと思う)。
だが、上記の通り、テーマに沿った仕事をあまりしてきていなかったので、やっぱり、指名されてからこのかた、必死になってやってきたが、難しい領域なので、付け焼き刃でどうにかなるものでもなかったようだ。なにせ、私の先輩で、とてつもなく優秀な病理学者が、20年間、コツコツやってきた領域だ。
人事を尽くして天命を待つ、というほど頑張れなかったが、私がやってきた20年間を出して、頑張るしかない。