こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

ワイドショーには参ってしまう

2020年04月22日 | 自然災害・事故・感染症
在宅勤務。
情報セキュリティの問題がクリアできていないので、患者情報を持ち帰っての病理診断はできないが、管理業務に関する仕事や研究連絡などがあり、あっという間に1日が過ぎた。天気が良かったので窓を開け放っていたら気持ちがよく仕事はずいぶん捗った。

外出自粛で辛いと思ったのは、例によって民放のワイドショー。昼食時にテレビをつけていたら、よくもまあこれだけ視聴者の不安と不満を煽ることができるものだと感心してしまうほどのことを流し続けている。こんなもの毎日見ていたら、見ている方が参ってしまう。放送する側もプロであるのなら、こういう状況下で見ている人がいかに元気を出して、勇気を出せるかを必死に考えて映像化するという努力はできないのだろうか。視聴者と同じレベルで不安、不満を煽っている自分たちの姿を不甲斐ないとは思わないのだろうか。医療者が感染と戦い、差別と戦いながらも奮闘しているのに、一体どういう神経をしているのだろうかと疑問に思ってしまう。

お昼のNHKニュースで、
一昨日、私が書いたからというわけではなかろうが、さすがにみんなまずいと思っていたようで、すぐに動いてくれて本当によかった。
特措法では道路封鎖まではできないというが、何らかの交通規制は可能ではないだろうか。県知事の”できる限りの事はする”という言葉に期待したい。
でもそうしたら、山梨、軽井沢、那須、草津など内陸の観光地に車が押し寄せるようなことにならないかが、とても心配だ。いっそのこと、緊急事態宣言が出されている間は物流を除いたら、一般の人は通勤、生活必需品の買い出しおよび医療機関への受診など命に関わること以外での車の利用は禁止したらいいのにとさえ思う。
それにしても、その民放のワイドショー。東京都の感染者数が頭打ちに見えるようなことを、感染終息の兆しかみたいに話していたが、どうして今度は気が緩むようなことを平気で言うのだろうか。緊急事態宣言は少なくとも5月6日まで出されているわけで、それまでの途中経過に関する論評は控えるべきだろう。流石にNHKはそのことの評価には言及していないが、もしNHKまでそんなことをしたら私はきっと失望する。
あと2週間

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。