
以前は横須賀線から富士山がよく見えた。いつのまにか線路ぎわにマンションが林立するようになり、そのポイントが数えるほどになっていたので、そのことを書き留めておいた(横須賀線からの富士山 - 2014年12月24日)。このうち、武蔵小杉のあたりは、”タワマンの隙間”も埋められてしまってもはや見通せない。
そして、こんどいよいよ新川崎手前のかつての貨物の広大な車両基地跡地に大きなマンションが建てられるようで、そのことを宣伝する看板が立っている。いよいよここからも富士山が見えなくなるのかと思うと少し残念だ。
それにしても、空き地が少しでもあったらどんどんマンションを建ててしまうというのはどうにかならないかと思う。通勤電車の窓から見るとどこもかしこもマンションだらけ。東京一極集中はわからないではないが、これだけの人を受け入れるだけのキャパシティーが今の東京には無いのではないか。オフィスビルはまだまだ都心部に増えそうだが、電車はもう限界。タワマンが1本建つごとにたくさんの人が既存路線に殺到することになる。

かくいう私も都内に勤務先があるのだからそれがあとか先かというだけでどうこういう資格はない。だが、こういう中距離通勤列車の周りにまで高層住宅が増えてその底を横須賀線が走るようになるとは25年前に、都心から引っ越した頃には思ってもいなかった。世の中はあっという間に変わっていくということ。
勤め先からは見える
きれいに見えるとうれしくなりますね。
高層マンションが建ったら隠れてしまうのかと思うとさみしいです。