こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

買い控えでは無く買う必要が無い

2010年03月14日 | 日々思うこと、考えること
息子に私の十徳ナイフをあげた。20年程前の私の父のお土産だ。
ビクトリノックスの、立派な逸品だ。全く堅牢で、壊れる気配は全くない。良いものはいつまでも良い。

私たちが何も持っていなかった頃はよかったが、いったんよいものを持つと壊れないので、次は買う必要がない。
買い控えではなく、買う必要がないだけだ。
いいものを作り過ぎたともいえる。

かつてのメイドインジャパン=安かろう、悪かろう、はやがて、フィリピン製品、台湾製品に取って代わられ、韓国製品、中国製品も一時期はそのような時があった。だが。
今は世界中探しても安かろう、悪かろうは無い。
そういった品質では、誰も見向きもしない。  まるでイワシの猫またぎだ。

100均に行くと、そういったものもの無い訳ではないが、それでもそこそこは使用に耐える。

不況、デフレといっても、買う必要のあるものが無い、というのが現代の我々で、余ったものは発展途上国に買ってもらうことになる。
NIES, BRICsに頼っていられるうちはいいが、その先はどうなるのだろう?
本気で宇宙人を捜しにいかないと行けなくなりそうだ。

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