病院のCPC(臨床病理検討会:Clinico-Pathological Conference)があった。プレゼンテーターとしてそれなりに張り切って発表した。
CPCは基本的に病理解剖となった症例についての検討会で、臨床医による患者さんが亡くなるまでの臨床経過のプレゼンテーションの後、病理医が病理解剖の所見のプレゼンテーション、そして病理解剖診断の解説を行い、現在知られている知見を合わせ、その患者さんの全経過をまとめる。出席者は、100人前後で、関係科のほかに臨床研修医2期分(80人ぐらい)。
症例は、いくつかの重要な疾患がオーバーラップしていて、一部の病態は鑑別が難しく、そのことを組織学的に明確に分けることは難しかったが、あらかじめまとめておいた自分なりのストーリーはそれほどはずれてはいなかった。
主治医の臨床医もなかなか優秀で、頑張って臨床経過、問題点をよくまとめてくれていたということもあって、私が受け持った病理パートの出来は70点ぐらいだったが、なかなか有意義な検討会となった。全体的には80点ぐらいだろうか。
1週間前に、同僚の前で行った予演会では今一つだったのだけど、その時の意見を聞いて手直しできたことも良かった。同僚とは有り難いものだ。
次は金曜日の生検診断検討会のコメンテーター。これは、自分以外はほとんど敵のようなアウェー感満載の検討会で、病理医同士でも意見が異なると攻撃してくる。症例はけっこう複雑で難しく、まだ結論めいたものは出ていない。あと3日半ある。ギリギリだけどなんとか頑張ろう。
なかなかジムに行けない