こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

考え事

2011年03月07日 | 日々思うこと、考えること
論文のことを考えながら歩いていたら、信号のない交差点で右折してきた自動車にひかれそうになった。

思わず声をあげてしまったほどで、治りかけた左膝で踏ん張って、また痛めてしまった。

車にひかれそうになったことは、それはそれで危なく、夜道は気をつけて歩かねばならないのだが、それよりもおどろいたのは、それまで考えていたことすべて忘れてしまったこと。
こういうのは、ぼんやりしている時におきることなので、そのときなにを考えていたのか、なんて覚えていないのだろうと思っていたのだが、仕事のことを真面目に考えていてもおこるというか。命に関わるようなことがおこると、脳の意識すべてが、防御のために動員されるようだ。
とりとめの無いこと、大切だと思っていること、結局は、内容のいかんにかかわらず、そのことに気が取られる、いわば集中する、という状況はどのようなときにも起こり得ることで、これは周囲に対して無防備で危険な状態であるということか。

しばらくの間、自分の意識を意識しながら生活して、自分を観察しようと思っているのだが、死ぬ目にあっては元も子もないので、程々にしよう。



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3 コメント

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お疲れ様です。 (ろどりぃ)
2011-03-08 13:26:31
お疲れ様です。夜道での考え事は危ないです。車の運転手も、車が近くまで来ているので自然に人がよけてくれると思っているんでしょうね。でも考え事をしていた場合、下手をするとよけ切れなくなりますので御注意を・・。
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人ごとではない (colocolokenta)
2011-03-11 13:13:11
普段は、懐中電灯片手に歩くのですが、この夜は強い風を伴った雨が降っていて、傘をさしていました。
私の真横まで迫った、運転手のオヤジの顔、今でも忘れられません。
本当は、考えていたことの方を覚えていたいのですが・・・。
昨日、同じ道の別の交差点で、自転車がはねられていました。人ごとではないですよね。暗い夜道は気をつけないといけません。
ろどりぃ さんも、運転気をつけて下さいね。
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おっしゃる通りです。 (ろどりぃ)
2011-03-11 13:30:21
運転する側なので何とも言えませんが・・。確かに夜道って結構危ないですよ。普段から通り慣れている道であれば、だいたい人がどの辺りから飛び出してくるかが分かるのですが、初めての道(ちょっとの冒険心(どこがっ!)と朝に備えてなるべくの近道探しを兼ねて)は危ないですよね。私自身、人身事故の経験はないのですが、本当にひやっとすることはありましたよ。その時はこっちの心臓もバクバクです。でもその時って、先生と同じく運転手も先生の顔を覚えているんじゃあないかな?(多分、車の中では”ボウっとしてるんじゃねえよ、このボケがっ!”なんて暴言吐いてますよ(笑)。ただし私がこのような場面に遭遇した時の暴言ではないのであしからず)。
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