こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

考えない練習

2011年03月06日 | 読書、映画、音楽、美術
最近、『考えない練習』という本を読んだ。

私が最近悩んでいたとこと。とくに、すぐに怒ってしまうこと、の理由について、少しだけ手がかりが得られたように思う。
そして、どうすれば怒らなくなるか。
社会の鈍感さについて、不満をいだいていたが、どうやらもっと広く、深く考えなくてはいけないようだ。
そして、同じようなことは、お釈迦様の昔から多くの人が考えてきたことらしい。

自分自身ろくでもない人間であることを自覚しつつ人のことをあれこれ言う。
そういう姿勢、というか考え方自体が悪いようだ。

欺瞞に満ちた自分が、一方で正義漢ぶる。その間にある齟齬が、自分の心身を分裂させていく。
そして、うつにもなる、ひどくなれば、死にたくもなるし、ボケてもしまう。
なんだか、最近ボケてきたのは、自分に嘘ばかりついて生きてきたからのような気がしてならない。
あるがままの自分を見つめ、その自分をそのまま表現して生きることが大切なようだ。
正義感にもとづいての行動、などというものは、少なくとも私にとっては偽善なわけで、過去に数多くの不義理をしてきた私には、この先も償うしか道は残っていないように思う。
人生、一度しか無く、リセットはきかない。そうであるからには、償うためには、この先の人生を良くしていくしかない。

ずいぶんと、実践するのが難しい本で、何処から手をつけて良いかわからないのだが、まずは、周囲の音に耳を傾けてみることから始めている。匂い、特にタバコの匂いはまだ受け入れられないので、まだ、無理そう。







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