
寝る前に夜空を見上げたら、今年最後の満月の周りに輪がかかっていた。
このような現象をなんと呼ぶかを調べてみたら、月暈と書いて、げつうんとかつきかさと言って、幸せの前兆で、たいそう縁起がいいそうだ。
月の手前に薄い雲があることでこのような像が見えそうで、たしかに昨日は職場を出た時には月は煌々としていたが、鎌倉に帰ってきたら雲にかくれそうになっていた。
そしてその後、おあつらえ向きにこのうような気象状況になったということだろう。
ただの自然現象と片付けてしまえばそれまでだが、縁起がいいというのだから額面通り受け取ることにする。

今日は所用があり、車を運転した。
車を運転している時は、私はいつもラジオをつけているが、用事を済ませての帰途、先々週聞いたと同じDJの声が聞こえた。
毎週土曜のこの時間に放送している番組だから当たり前のことなのだが、この人たちはこの人たちで淡々とルーティンの仕事をしているのだなあとふと感慨深く思った。
べつに私だけが忙しくしているわけではなく、それぞれの人がそれぞれの目的を持って何かをしている。
たとえじっとしているように見える人であっても何かの目的を持って生きている、それが人間だ。
このところ人間という存在に対して考えることが多いが、これもまた人間に対する考察の一つだろう。
どれも当たり前のことではあるけれど、かと言って見過ごしてはいけないことが人間にはいろいろある。
いろいろなことがふと頭に浮かぶ
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