昨夜もだいぶ冷え込んだ様で、今朝の東京渋谷のNHK周辺は0.5度。車載温度計では1.5度で、鎌倉も寒い。こんなとき、鳥やらリスだのの野生の動物たちはどうやって夜の寒さをやり過ごしているのだろうかと心配になる。
2022年2月22日の今日は2(ニャン)が6個並び、0が入って少々中途半端な感が拭えないもののニャンニャンの日だそうだ。こじつけも甚だしいが、今年は寅年でもあり、猫好きの人には猫を愛で
祀る年なのかもしれない。ラジオからはエヴァンゲリオンの替え歌が流れているわ、ニュースではスナネコとかいう世界最小の猫の赤ちゃんの話が流れているわでちょっとしたネコブームのようだ。ただ、私は猫にはほとんど興味がなく、これまでにもあまり考えたことはなかった。猫を可愛いと思うことはほとんどなく、”かわいい”子猫がいても、あえて撫でてやろうという気にならない。動物園でもライオンやトラの勇猛そうな姿よりも、象やキリンの方が見ていて面白い。かようにネコ科の動物全般に対し、さして興味が湧かない。
飼い猫が消えてしまうところから物語が始まるという村上春樹の小説を先日読み終えた。あれが飼い犬が突然いなくなってしまったとしてしまうと、おそらく犬探しと飼い主との劇的再会という感動物語になるのだろうが、その小説ではそうならなかった。あの猫は何のメタファーだったのか、猫のことをあまり考えてこなかった私には謎のままだ。
トラといえば、中島敦の山月記。なぜトラにならなくてはいけなかったのかはわからない。狼や熊でもよかったのではないかと思うが、この中ではトラが一番格好がいいからだろうか。
ペットとして犬と双璧をなす猫、ネコ科の動物の謎めいた視線やそのそっけない態度に魅了される人は少なくないのだろう。もちろん犬の様な猫がいたり、猫の様な犬がいたりする。わが家の長寿犬、マルチーズのコロなんて、以前飼っていたフラットコーテッドレトリバーのナイトに比べたらよほどネコ的だ。人間もそうだが、動物だって性格は千差万別で、一括りにすることはできない。
話はそれるが、なぜ、犬のことはワンちゃんと呼ぶのに、猫のことをにゃんちゃんと呼ばないのだろう。逆に、ねこちゃんとは呼ぶが、犬ちゃんとも呼ばない。まあ、このねこちゃんというのは最近になってからの呼び方で、以前は猫はネコだった。
生物学的な観点から見ると、猫の方が犬よりも長命であって、飼う場合はその点を注意しなくてはならない。これから20年以上は生きるであろう猫を飼う資格は私にはない。
200年後、人類は?
『新世紀エヴァンゲリオン』OP映像 にゃんこ大戦争ver
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