先日の弟のグループホームへの入居の手伝いは午前中のうちに終わらることができたので、午後には妻とドライブをした。
結婚前からよく行っていたところで、葉山の少し先。
畑の間の農道を歩いていると急に目の前が開けて海が一望できるところがあって、ここが私たちのお気に入りの場所だ。
手前の藪も、向こうの小さな漁港も、30年前とほとんど変わらない。
結婚してからは子供達も何度か連れてきたことがある。いつの間にか、その子供達は大きくなって、4人一緒にここを歩くということももうなさそうだ。
漁港の近くの魚屋で安くて美味しい地魚を買い込み、家で食べるのが楽しみだった。その魚屋も変わらずある。東京あたりからも、プロの料理人が買い付けに来るとかで、結構繁盛しているようだ。
ここには写しこまなかったけど、この左手は大規模な開発が行われて、緑は半分ぐらいになってしまい、景色は随分と変わったものになっている。
人口が減少していく社会で、なぜ、豊かな緑を伐採して大規模な宅地を開発しなくてはいけないのか全く理解に苦しむ。新築の家を建てたいのならば、今ある古屋を更地にして新しいものを建てたらいいのに、どうしてそうできないのだろう。業者さんとしては大規模に開発してまとめて売る方がいいのはわかるが、残り少ない自然を守る手立てはないものだろうか。
それにしても、人間というのはなんとまあ地球にとって迷惑な存在だと、なんともやりきれない気持ちになる。
歴史ドラマの中の景色が羨ましい