人と自然がおりなす 美しき棚田⑤
インドネシア・バリ島 祭りにコメは欠かせない

インドネシアは約1万7000の島々からなる世界最大の島しょ国家だが、そのひとつ、バリはヒンズー教徒の島だ
◇観光化の中で
インドネシアが植民地だった1924年に、オランダとアメリカの会社の共同主催ツアーがバリ島に立ち寄ったのが最初で、以降、観光の島として発展してきた。しかしこれだけ観光化が進んでも、祭りや儀式は廃れていない。そこがバリの魅力でもある。
バリ島には神の宿るアグン山が聳(そび)え、南側を中心に棚田が作られている。水管理は、千年前に作られた「スバック」と呼ばれる組織が行う。組合員は協力して、水利施設のパトロールをし、水が計画通りにきちんと流れているかをチェックする。
しかし最近は観光客が増え、農業用水をホテル用に回さなければならなくなった。ウブドゥ郊外の棚田を見渡せるアユン川沿いには高級リゾートホテルも建ち並ぶ。川を挟んでホテルと反対側で棚田を作っている農民たちは、ホテル側に経済的な援助を申し込んだ。それが拒否されたので、農民たちは怒って、ホテルに向かって大きな反射板を置いたそうだ。太陽光線を反射させて「報復」したわけだ。それであらためてホテル側が話し合いに応じたという話を地元の農民から聞いた。
祭と言えば、神戸山手大学では、毎年11月3日、文化の日に「ヤマテノキツネ」というイベントを相楽園でやっている。

ヤマテノキツネ_06 posted by (C)きんちゃん
ヤマテノキツネに豊穣のお供え物をします。

ヤマテノキツネ_55 posted by (C)きんちゃん

ヤマテノキツネ_56 posted by (C)きんちゃん
音楽や舞などもあります。
写真は、2007年11月3日のものです。
インドネシア・バリ島 祭りにコメは欠かせない

インドネシアは約1万7000の島々からなる世界最大の島しょ国家だが、そのひとつ、バリはヒンズー教徒の島だ

インドネシアが植民地だった1924年に、オランダとアメリカの会社の共同主催ツアーがバリ島に立ち寄ったのが最初で、以降、観光の島として発展してきた。しかしこれだけ観光化が進んでも、祭りや儀式は廃れていない。そこがバリの魅力でもある。
バリ島には神の宿るアグン山が聳(そび)え、南側を中心に棚田が作られている。水管理は、千年前に作られた「スバック」と呼ばれる組織が行う。組合員は協力して、水利施設のパトロールをし、水が計画通りにきちんと流れているかをチェックする。
しかし最近は観光客が増え、農業用水をホテル用に回さなければならなくなった。ウブドゥ郊外の棚田を見渡せるアユン川沿いには高級リゾートホテルも建ち並ぶ。川を挟んでホテルと反対側で棚田を作っている農民たちは、ホテル側に経済的な援助を申し込んだ。それが拒否されたので、農民たちは怒って、ホテルに向かって大きな反射板を置いたそうだ。太陽光線を反射させて「報復」したわけだ。それであらためてホテル側が話し合いに応じたという話を地元の農民から聞いた。
祭と言えば、神戸山手大学では、毎年11月3日、文化の日に「ヤマテノキツネ」というイベントを相楽園でやっている。

ヤマテノキツネ_06 posted by (C)きんちゃん
ヤマテノキツネに豊穣のお供え物をします。

ヤマテノキツネ_55 posted by (C)きんちゃん

ヤマテノキツネ_56 posted by (C)きんちゃん
音楽や舞などもあります。
写真は、2007年11月3日のものです。