きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

2010年参議院選挙 共産党は残念な議席も得票も後退 民主は消費税批判で過半数割れ

2010-07-12 22:01:03 | 政治・社会問題について
2010年参議院選挙
民主は消費税増税の批判をうけて過半数割れ

改選議席で、民主党は54→44、自民党38→51。それでも、民主党の合計議席は106、自民党は84だ。
共産党は残念ながら議席と得票を後退させる。
比例獲得議席を4から3に減らした。

民主はもちろん、自民も比例では議席を減らしている。定数1の選挙区で民主を自民に「オセロ」をひっくり返して獲得した議席のようだ。
党派改選今回 得票  得票率
民主党181618,450,14031.6
自民党131214,071,67124.1
みんなの党077,943,64913.6
公明党867,639,43213.1
共産党 433,563,5566.1
社民党 222,242,7353.8
たちあがれ日本011,232,2072.1
新党改革211,172,3952.0
国民新党101,000,0361.7
日本創新党00493,6180.8
女性党00414,9620.7
幸福実現党00229,0240.4

【静岡県選管の訂正発表で票数を訂正しました】

順位候補者党派得票
1連 舫民主1,710,734
2竹谷とし子公明806,862
3中川雅治自民711,171
4小川敏夫民主696,672
5松田公太みんな656,029
6小池あきら共産552,187

選挙区で、必勝区に指定した定数5の東京選挙区でも6位で当選には至らなかった。
2001年には定数4だったが、緒方靖夫さんが630,196票獲得して4位で当選している


最近10年間の参議院比例区での共産党の得票・得票率
年代得 票得票率
2010年3,563,5546.1
2007年4,407,9327.5
2004年4,362,5737.8
2001年4,329,2107.9


小泉内閣や民主への風が吹いた時も400万前半を維持してきたが、今回初めて400万を大きく割ってしまった。

民主党の消費税増税への国民の批判は明らかですね。
自民は議席をもりかえしましたが、国民が昔の自公政権への復帰を望んでいるわけでなないでしょう。



日本共産党は、捲土重来をを期して声明を発表しています。
参議院選挙の結果について
    2010年7月12日  日本共産党中央委員会常任幹部会

一、7月11日に投・開票がおこなわれた参議院選挙で、日本共産党は、比例代表選挙で改選4議席から3議席に後退し、得票数では3年前の参院選の440万票(得票率7・48%)から、356万票(6・10%)に後退しました。議席の絶対確保をめざした東京選挙区では、東京と全国のみなさんの熱い支援を得て奮闘しましたが、小池晃候補の当選をかちとることができませんでした。
日本共産党にご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、ご支援をいただいた支持者、後援会員のみなさん、党員のみなさんに、心からのお礼を申し上げます。多くのみなさんが炎天や風雨のなかで燃えるような奮闘をしてくださったにもかかわらず、それを議席と得票に結びつけられなかったことは、私たちの力不足であり、おわびいたします。

一、私たちは、今回の選挙結果を重く受け止めています。国政選挙での巻き返しにむけ、本格的な態勢構築をはかります。党綱領と大会決定にたちかえり、今回の選挙戦について、政治論戦、組織活動などあらゆる面で、どこにただすべき問題点があるか、前進のために何が必要かについて、党内外の方々のご意見・ご批判に真摯に耳を傾け、掘り下げた自己検討をおこなう決意です。

一、昨年の総選挙で、国民は自公政権に退場の審判をくだし、今回の参院選では民主党政権にきびしい審判をくだしました。同時に、今回の結果が、国民が自民党政権に戻ることを求めたものといえないことも明らかです。自民党政治に代わる次の政治をどうするかについての、国民的な合意はまだ形成されていません。
私たちは、選挙結果の全体は、国民が、自民党政治に代わる新しい政治を探求するプロセスの一つの局面を示していると考えます。この国民の探求が実をむすび、新しい政治への道を開くものとなるよう、力をつくします。
 その第一歩として、選挙戦のなかで訴えた、消費税増税を許さない、暮らし応援の経済政策への転換、米軍・普天間基地の無条件撤去など、公約の実現のために、国会内外で広く共同して全力をそそぐものです。
 
一、今日の政治と社会の閉塞状況の根底には、「米国いいなり、財界いいなり」という年来の政治の歪みがあります。国民の切実な要求の実現をめざすたたかいと一体に、私たちが目指す「国民が主人公」の新しい日本への展望を語り、広げる努力を強めます。どんな条件のもとでも選挙で前進・勝利できる、質量ともに強大な党づくりに、新たな決意でとりくみます。