きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

三陸鉄道が一部再開 いつでも会える!

2012-04-05 20:49:14 | 公共交通・安全について
三陸鉄道が一部再開 いつでも会える

東日本大震災の津波で駅舎やレールが流された岩手県の三陸鉄道で4月1日、運休が続いていた区間のうち北リアス線田野畑~陸中野田間(24.3キロ)の運行が再開されました。


三陸鉄道北リアス線の一部区間で運転が再開され、「復旧おめでとう」のメッセージを掲げる住民ら=4月1日午前、岩手県田野田村

田野畑駅では式典が開かれ、集まった住民ら約100人にワカメなどの特産品が振る舞われました。三陸鉄道の望月正彦社長は「これからも生活の足として役割を果たし、地域の活性化に貢献したい」と話しました。

田野畑村の上条シノさん(71)は、野田村に住む兄に会うため北リアス線を利用していましたが、震災後は疎遠に。「これからは気兼ねなくいつでも会いに行ける。これでやっと、村が元に戻ってきた気がする」と、笑顔で電車に乗り込みました。
三陸鉄道によると、残る運休区間のうち南リアス線吉浜~盛間(21.6キロ)は来年4月までに、北リアス線小本~田野畑間(10.5キロ)と南リアス線釜石~吉浜間(15キロ)は2014年4月までに再開を目指します。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2012年4月2日付掲載



三陸鉄道と言えば、昨年秋にNHKで放映された「東北“ローカル鉄道”の旅(前編・後編)」が思い出される。
三陸鉄道の北リアス線を一部バス区間を挟みながら、室井滋さんが旅をした。
番組の中で、電車は運行していないけど駅だけは町の人々が集う場所として開いているという「田野畑駅」を紹介。三陸鉄道の人が「ここが開いていないと、田野畑駅は本当にない状態になるんじゃないですか。開いていてもらえるからこそ、田野畑駅でいてもらえているわけです。“駅”になっているんです」と語っていたことが印象的でした。
その田野畑駅も本当の駅として蘇ったのですね!