きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

新型コロナ 出口戦略のかなめ 感染実態把握し対策を PCR検査、抜本的強化必要

2020-05-18 13:15:41 | 新型コロナウイルス
新型コロナ 出口戦略のかなめ 感染実態把握し対策を
PCR検査、抜本的強化必要


14日に新型コロナウイルスの感染拡大に対する緊急事態宣言が39県で解除され、各地で社会経済活動を再開する動きが起きています。宣言が維持された8都道府県でも新規感染者の「減少」傾向をうけ、独自の基準で休業要請の解除に踏み切る動きも出ています。
国民の中からは、自粛による暮らしと営業の逼迫(ひっぱく)や「自粛疲れ」から解除を歓迎する声も出る一方、人の動きが広がることで再び感染拡大するのではという不安の声も出されています。

再拡大への危険
感染の再拡大への科学的備えを伴う「出口戦略」が求められます。そのポイントは、感染の有無を調べるPCR検査を抜本的に強化し、社会の感染実態をより広く把握しながら安全に社会経済活動を再開していくという点にあります。
新型コロナウイルスは、軽症者や症状のない感染者からも感染が広がるという特徴を持ちます。そのため、中等症、重症者に対する医療対応と同時に、軽症や無症状の人を含め広く感染者を発見し、保護・隔離することが感染拡大防止のため決定的に重要となります。
しかし、PCR検査が遅れた現状では、毎日発表される「新規感染者数」自体が、現実を十分反映していません。重大なことは、その中で見逃されている「感染拡大を引き起こす人」(スーパースプレッダー)が市中に放置されていることです。
そのもとで社会経済活動を広く再開すれば、再び感染拡大を広げる重大な危険があります。
感染爆発の重大な危険があると警告された東京都では、PCR検査の累計が5万2769件とされ、人口約1400万人の0・37%ほどの調査にとどまっています。このもとで14日には新規感染確認が10人を下回ったとされましたが、政府の専門家会議の幹部も実際の感染者は陽性確認者の10倍はいると指摘しています。実態が分からず見逃しが多数あることは確実です。東京都は日々の検査実施数を公表していません。
また大阪府では、1日の新規感染者数が1桁に減少していることなどから、独自の基準(大阪モデル)にもとつく休業解除を段階的に進めています。
注意すべきなのは、大阪でのPCR検査の累計は2万4655件で、人口約880万人の約0・28%ほどの調査にとどまっていることです。これでは新規感染者数が1桁というのもミスリードです。大規模な見逃しが否定できません。

ダメージ大きく
外出制限をはじめ人の行動制限は経済的ダメージをもたらしています。また倒産・失業に加え、自殺、うつ病の増加、家庭内暴力、虐待、アルコール依存など深刻な社会問題を引き起こすことを専門家も指摘しています。
行動制限を長引かせるのが良いとは言えず、一定の新規感染の抑え込みの成果が出るなどの段階で、出口を検討することは必要です。ただ、ウイルスの性質に即した科学的戦略抜きの活動再開は、かえって感染による危機と行動制限の繰り返しをもたらし社会的ダメージを大きくします。
諸外国が、出口戦略を模索する中で、1カ月で10万~30万件の大規模なPCR検査を位置づけているのも感染実態を把握し対策するためです。
(中祖寅一)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2020年5月18日付掲載


緊急事態宣言解除にともなう、科学的根拠にもとづいた「出口戦略」。
いつまでも、外出制限などの行動制限を続けるのは好ましくない。
そのためにも、感染者の実態を掌握し、無症状者・軽症者を保護・隔離することが、新たな感染拡大を防ぐ。
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性別なくても大丈夫♪③ パートナーはゲイ 新井祥

2020-05-18 08:14:36 | 政治・社会問題について
性別なくても大丈夫♪③ パートナーはゲイ 新井祥
現在のパートナーはゲイのBL漫画家、うさきこう。彼は長年住み込みアシスタントとして活躍してくれて、数年前に晴れて漫画家デビューした。その後は「漫画家と助手」ではなく「W漫画家」として、家の作業場を半分に分けて、それぞれ執筆活動を続けている。
恋人を作らないのかとか、実はそれぞれいい人がいるんじゃないかと詮索されることも煩わしく、「パートナー宣言しよう」と決めたのは3~4年前のこと。お互いに一緒にいると居心地が良く「このまま人生を共にしてもいいかな」と思うようになったので、パートナーとして生きていこうと誓った。




彼は、女性にはまるで興味がなく、恋愛対象は男性のみ。女性になりたい願望もなく、テレビで見かける女性の言葉をしゃべるタレントとも違う、いわゆる「男言葉のゲイ」。
だから最初のうちは僕が「中性」であることを知り悩んだ時期はあったらしいが、「見た目や感覚が男ならそれでOK」ということで腹を決めたようである。
同居生活に慣れると、2人の間のギャップは戸籍なんかではなく、年齢のギャップや育ってきた環境の違いの方がはるかに大きいことに気付かされた。
小さい頃に見たお笑い番組がドリフなのかナインティナインなのか、風邪を引いた時に親につけさせられたのが昭和のガーゼマスクなのか不織布の立体マスクだったか、歌姫といえば聖子ちゃんだったか浜崎あゆみだったかなどの、ちょっとした世代ギャップ。
そういったズレをお互いの中に見つけるたびに、それはそれで新鮮で楽しく、性別の違いなんて二の次に感じてしまうのである。
(エッセー漫画家)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2020年5月15日付掲載


マツオ・デラックスさんの様に、本当は男性なのだけど女装している人とも違う「男言葉のゲイ」。
でも、表向きの「性」の差は問題なかったと。
性の多様性。そういうパートナーも抱擁できる社会であって欲しいですね。
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