知って得するデジタル写真⑦
ストロボ光に色をつける 雰囲気を生かす
テレビの大相撲の中継で、土俵ぎわで写真を撮っている新聞社のカメラマンに注目したことがありますか。ストロボの発光部にオレンジ色のフィルターを張り付けているのに気づいた人は、かなりのカメラ通といえるでしょう。なぜ、ストロボにフィルターを付けるのでしょうか。
ろうそくやキャンプファイアの炎、電球の光は、いずれも赤色やオレンジ色が強いですね。ストロボを発光させないで撮ったらブレてしまったが、雰囲気は出ていた。ストロボを発光させて撮ったら、きれいに撮れたが雰囲気がまるつぶれになってしまった。そんな経験があると思います。
ストロボの光は太陽の光と同じ青白い光なので、赤色やオレンジ色の光が目立たなくなってしまいます。
それなら、ストロボの光を赤っぽくすれば雰囲気がでるのではないか。ということで、フィルターが登場します。
土俵の照明もオレンジの電球色です。力士たちの決定的瞬間を、電球色に合わせたストロボ光を使って写し撮るために、カメラマンたちは工夫していたのです。
では、フィルターをつくってみましょう。素材は文具店にある「ソフト下敷き」や、100円ショップで売られている「透明おりがみ」でかまいません。オレンジ色のものを選び、ストロボの発光部の大きさに合わせて切り取って、セロハンテープで張り付けます。これで、自前フィルターのできあがりです。
キャンプファイアや花火での撮影では、フィルターを2、3枚重ねて撮ってみてください。自然な色合いをだすことができます。
子どもの音楽発表会の舞台やホテルのパーティー会場も電球色の照明になっていることが多いので、オレンジフィルターは重宝します。
次回は「運動会写真のコツ」(最終回)です。
野間あきら記者
「しんぶん赤旗日曜版」2009年8月16日付けより転載
ルミナリエだけ撮る時は、ストロボを発光しないで、ホワイトバランスを白熱灯にして撮ると、赤くならず雰囲気がでます。
そこで、ルミナリエを歩いている人をストロボで撮る(ホワイトバランスはオート)と、ルミナリエは赤く写ります。ホワイトバランスを白熱灯にしてストロボで撮ると、歩いている人の顔が青白くなります。
ストロボを発光させる時は、ストロボに赤いセロファンを付けて、ホワイトバランスを白熱灯にして撮れば、歩いている人も、ルミナリエもいい色合いで撮れたわけですね。
ストロボ光に色をつける 雰囲気を生かす
テレビの大相撲の中継で、土俵ぎわで写真を撮っている新聞社のカメラマンに注目したことがありますか。ストロボの発光部にオレンジ色のフィルターを張り付けているのに気づいた人は、かなりのカメラ通といえるでしょう。なぜ、ストロボにフィルターを付けるのでしょうか。
ろうそくやキャンプファイアの炎、電球の光は、いずれも赤色やオレンジ色が強いですね。ストロボを発光させないで撮ったらブレてしまったが、雰囲気は出ていた。ストロボを発光させて撮ったら、きれいに撮れたが雰囲気がまるつぶれになってしまった。そんな経験があると思います。
ストロボの光は太陽の光と同じ青白い光なので、赤色やオレンジ色の光が目立たなくなってしまいます。
それなら、ストロボの光を赤っぽくすれば雰囲気がでるのではないか。ということで、フィルターが登場します。
土俵の照明もオレンジの電球色です。力士たちの決定的瞬間を、電球色に合わせたストロボ光を使って写し撮るために、カメラマンたちは工夫していたのです。
では、フィルターをつくってみましょう。素材は文具店にある「ソフト下敷き」や、100円ショップで売られている「透明おりがみ」でかまいません。オレンジ色のものを選び、ストロボの発光部の大きさに合わせて切り取って、セロハンテープで張り付けます。これで、自前フィルターのできあがりです。
キャンプファイアや花火での撮影では、フィルターを2、3枚重ねて撮ってみてください。自然な色合いをだすことができます。
子どもの音楽発表会の舞台やホテルのパーティー会場も電球色の照明になっていることが多いので、オレンジフィルターは重宝します。
次回は「運動会写真のコツ」(最終回)です。
野間あきら記者
「しんぶん赤旗日曜版」2009年8月16日付けより転載
ルミナリエだけ撮る時は、ストロボを発光しないで、ホワイトバランスを白熱灯にして撮ると、赤くならず雰囲気がでます。
そこで、ルミナリエを歩いている人をストロボで撮る(ホワイトバランスはオート)と、ルミナリエは赤く写ります。ホワイトバランスを白熱灯にしてストロボで撮ると、歩いている人の顔が青白くなります。
ストロボを発光させる時は、ストロボに赤いセロファンを付けて、ホワイトバランスを白熱灯にして撮れば、歩いている人も、ルミナリエもいい色合いで撮れたわけですね。
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