きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

知って得する デジタル写真④ 逆光で明るく写す 昼でもストロボ

2009-07-24 23:10:26 | 知って得する シリーズ
知って得するデジタル写真④ 逆光で明るく写す~昼でもストロボ

 あなたのカメラにもストロボがついていると思います。今回は、そのストロポを強制発光させて撮ってみます。
 カメラを通常のプログラムモードにしておくと、明るい所ではストロボが発光しません。十分に明るいので、「ストロボ光は必要ない」とカメラが勝手に判断するためです。
 写真Aは、カメラまかせの設定で撮影したもの。逆光なので顔が暗くなっています。そこで、稲妻のようなマークのストロボ設定ボタン(ダイヤル)を押して、強制発光モードにして撮ったものが写真Bです。バッチリ決まりました。




 また、明るく晴れた日には直射日光が強く、影の部分が真っ黒に写ってしまいます(写真C)。こんなときもストロポを発光させることによって、影の部分にも光が当たり、影が目立たない作品にすることができます。(写真D)


ちょっと裏ワザ
 スポーツモードが設定できるカメラをお持ちの方は、これを使ってポートレート撮影に挑戦してみてください。
 カメラを、「スポーツモード+強制発光+望遠」の設定にします(スポーツモードで強制発光できないカメラもあります)。人物が逆光になる状態で撮ると、写真Eのように背景を美しくぼかした写真になります。早い動きを撮るスポーツモードでは、シャッタースピードを上げて、絞りを開きます。被写界深度(前回参照)が浅くなるのでボケが大きくなるのです。走っている人のマークで設定できます。



 スポーツモードがなくても、絞り優先 (Av) (A) などに設定して、絞りの値をF2.8とかF3.5など小さい値(絞りを開く)に設定して撮影すると背景をぼかすことができます。

 コンパクトデジカメの場合は望遠側にする(被写界深度を浅くする。ピントの合う範囲を狭くする)となかなか絞りを開く(F値が小さくなる)ことができません。まさに、パラドックス。コンパクトデジカメの宿命ですね。

 この連載が次回に掲載する「一眼レフ」では、レンズを自由に選べるのでその束縛から解放されますヨ


次回は、「デジタル一眼レフカメラの特徴」です。
(野間あきら記者)

「しんぶん赤旗日曜版」2009年7月26日号より転載

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