知って得するデジタル写真④ 逆光で明るく写す~昼でもストロボ
あなたのカメラにもストロボがついていると思います。今回は、そのストロポを強制発光させて撮ってみます。
カメラを通常のプログラムモードにしておくと、明るい所ではストロボが発光しません。十分に明るいので、「ストロボ光は必要ない」とカメラが勝手に判断するためです。
写真Aは、カメラまかせの設定で撮影したもの。逆光なので顔が暗くなっています。そこで、稲妻のようなマークのストロボ設定ボタン(ダイヤル)を押して、強制発光モードにして撮ったものが写真Bです。バッチリ決まりました。
また、明るく晴れた日には直射日光が強く、影の部分が真っ黒に写ってしまいます(写真C)。こんなときもストロポを発光させることによって、影の部分にも光が当たり、影が目立たない作品にすることができます。(写真D)
ちょっと裏ワザ
スポーツモードが設定できるカメラをお持ちの方は、これを使ってポートレート撮影に挑戦してみてください。
カメラを、「スポーツモード+強制発光+望遠」の設定にします(スポーツモードで強制発光できないカメラもあります)。人物が逆光になる状態で撮ると、写真Eのように背景を美しくぼかした写真になります。早い動きを撮るスポーツモードでは、シャッタースピードを上げて、絞りを開きます。被写界深度(前回参照)が浅くなるのでボケが大きくなるのです。走っている人のマークで設定できます。
スポーツモードがなくても、絞り優先 (Av) (A) などに設定して、絞りの値をF2.8とかF3.5など小さい値(絞りを開く)に設定して撮影すると背景をぼかすことができます。
コンパクトデジカメの場合は望遠側にする(被写界深度を浅くする。ピントの合う範囲を狭くする)となかなか絞りを開く(F値が小さくなる)ことができません。まさに、パラドックス。コンパクトデジカメの宿命ですね。
この連載が次回に掲載する「一眼レフ」では、レンズを自由に選べるのでその束縛から解放されますヨ
次回は、「デジタル一眼レフカメラの特徴」です。
(野間あきら記者)
「しんぶん赤旗日曜版」2009年7月26日号より転載
あなたのカメラにもストロボがついていると思います。今回は、そのストロポを強制発光させて撮ってみます。
カメラを通常のプログラムモードにしておくと、明るい所ではストロボが発光しません。十分に明るいので、「ストロボ光は必要ない」とカメラが勝手に判断するためです。
写真Aは、カメラまかせの設定で撮影したもの。逆光なので顔が暗くなっています。そこで、稲妻のようなマークのストロボ設定ボタン(ダイヤル)を押して、強制発光モードにして撮ったものが写真Bです。バッチリ決まりました。
また、明るく晴れた日には直射日光が強く、影の部分が真っ黒に写ってしまいます(写真C)。こんなときもストロポを発光させることによって、影の部分にも光が当たり、影が目立たない作品にすることができます。(写真D)
ちょっと裏ワザ
スポーツモードが設定できるカメラをお持ちの方は、これを使ってポートレート撮影に挑戦してみてください。
カメラを、「スポーツモード+強制発光+望遠」の設定にします(スポーツモードで強制発光できないカメラもあります)。人物が逆光になる状態で撮ると、写真Eのように背景を美しくぼかした写真になります。早い動きを撮るスポーツモードでは、シャッタースピードを上げて、絞りを開きます。被写界深度(前回参照)が浅くなるのでボケが大きくなるのです。走っている人のマークで設定できます。
スポーツモードがなくても、絞り優先 (Av) (A) などに設定して、絞りの値をF2.8とかF3.5など小さい値(絞りを開く)に設定して撮影すると背景をぼかすことができます。
コンパクトデジカメの場合は望遠側にする(被写界深度を浅くする。ピントの合う範囲を狭くする)となかなか絞りを開く(F値が小さくなる)ことができません。まさに、パラドックス。コンパクトデジカメの宿命ですね。
この連載が次回に掲載する「一眼レフ」では、レンズを自由に選べるのでその束縛から解放されますヨ
次回は、「デジタル一眼レフカメラの特徴」です。
(野間あきら記者)
「しんぶん赤旗日曜版」2009年7月26日号より転載
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます