2024年01月11日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア漁業会社 2023年 38万トン漁獲 前年比23%増]
ロシア漁業最大手”ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ “(Русская рыбопромышленная компания「ロシア漁業会社」)の昨年2023年の所属船団の漁獲量は38万トンに達し、前年2022年を23%上回り、製品の生産量が20万トンに至った。
ロシア漁業会社の昨年2023年の春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”での製品を生産量は、前年2022年同シーズンと比較して、フィレが1万1,976トンに対し1万3,774トン、すり身が4,551トンに対し1万2,329トンと、それぞれ15%と170%増加、漁業者別ランキングで首位となった。
更に、魚卵の生産において、この5年間での記録を更新、漁船別生産量上位20隻の内、ロシア漁業会社所属船が7隻を占めた。
なお、2021年にトルコの造船所で建造されたスーパートロールのモデル船“ウラヂミル・リマノフ”(Владимир Лиманов)は、1日あたり平均305トンを漁獲、スケトウダラ漁獲量が2万7,180トンに達し、船別当該魚種漁獲量ランキングで首位となった。