Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

つながるカウンター(ユベントス対モナコ)

2017-06-03 18:02:16 | ワールドサッカー
明日の欧州CL決勝の「予習?」として、撮り貯めたビデオから、欧州CL準決勝のユベントス対モナコを見ていました。1stレグはモナコのホームでユベントスが2-0で勝利しており、モナコの逆転には3点差の勝利が必要という試合でした。もう行くしかないモナコは、欧州でも有数の強豪のユベントス相手に、思い切ってボールを支配して攻めました。

メンバー的にはユベントス優位の印象ですが、それでもモナコには「ティエリー・アンリの再来」と呼ばれる快速FWンバッペ(29番)や、コロンビア代表のスピード型FWファルカオ(9番)がいます。トップ下のポルトガル代表、ベルナルド・シルバ(10番)はキープ力に優れ、マンチェスターCから100億円のオファーをもらうほどです。

前半、モナコは左アウトサイドのメンディ(23番)にボールを集め、高速クロスにンバッペとファルカオを飛び込ませる攻撃を狙ってきました。これに対するユベントスの策が見事でした。最初、4バックで入ったユベントスは、思い切ってラインを下げて、後ろ2ラインをコンパクトに保ってカウンターを狙ってきました。

そのカウンターの精度が絶妙でした。ユベントスはセカンドボールを拾うのがうまく、2つや3つのパスでイグアイン(9番)やマンジュキッチ(17番)を走らせる攻撃を機能させました。最初はモナコGKスバシッチ(1番)がファインセーブでしのいでいましたが、次第にビッグチャンスが多くなってマンジュキッチとダニ・アウベスのゴールで2-0と安全圏のリードを得ます。

そのリードを持ったユベントスは、後半はさらに守りを固めました。FWのディバラに代えてMFのクアドラードを入れて時によっては5-4-1に下げてでも守ることに徹した結果、試合はユベントスの意図通り膠着状態になり、モナコはモウチーニョ(8番)のクロスをンバッペが合わせて1点返しましたが、試合はそのまま2-1でユベントスの勝利に終わりました。

リードを得たときに、引いて守る発想は世界中であるでしょうが、ユベントスの場合守っていても攻撃がつながるところが売り物です。それだけ、FWの選手に、どこへ行けばフリーでボールをもらえるという意識が徹底しているのでしょう。その意識は、決勝のRマドリード相手にも通用するか、今夜それが試されます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シリア戦プレビュー

2017-06-03 15:04:33 | ワールドサッカー
書けるうちに記事を書いておこうと思うので、水曜日のシリア戦のプレビュー記事も書きます。この試合は親善試合で、調布の味の素スタジアムにシリアが来日して対戦します。最終予選を戦っているシリアのスケジュールを調べると、13日に中立地で中国と対戦します。その中立地はマレーシアで、日本と時差が1時間しかないので、時差調整のためにこの試合を入れたと推測できます。

こういう親善試合は、ライバルチームが極東の日本まで来るのがしんどいので、2次予選で敗退したチームを呼ぶのも仕方ないですが、今回は最終予選を戦うシリアなので、相手もある程度本気で戦ってくれます。中東のチームにとって、日本はイスラムの食材が手に入りにくく、あまり気の進まない遠征先と聞きます。たまにひどくコンディションを崩す中東のチームもあります。

シリアは、2次予選で日本とは2度対戦しました。その試合のイメージでは、まとまっているものの怖さはあまりないチームという印象です。それでも、カウンターのチャンスには3、4人をまとめて上げられるほどの組織は整備されています。イージーミスをすれば一気に走られる可能性もある相手です。

2次予選では、ホーム5-0、アウェイ3-0と日本が連勝しています。それでも、スコアほどの力の差はなかった印象で、ホーム戦は最後に相手の足が止まって一気に3点を追加できましたが、相手のシュートがクロスバーを叩くなどのきわどい場面も見られました。その攻撃力は侮れないでしょう。

もちろん、日本にとっては勝ってイラク戦に弾みをつけたい試合です。イラクは1トップのカッラールめがけてロングボールを蹴ってくるチームで、DFラインの我慢が試される試合になります。その我慢を、このシリア戦ではどこまで試されるかはわかりませんが、同じ中東のチームということでロングボールが多くなる可能性は十分あります。

日本は、Jリーグ組は中2日とコンディション的にきついので、既にシーズンを終えた海外組が中心となると予想しています。ブルガリアリーグでプレーするボランチ、加藤選手の起用もあるかもしれません。ハリルジャパンの総決算の最終予選通過に、弾みがつくことを願っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柏戦プレビュー

2017-06-03 14:21:57 | 浦和レッズ
浦和は明日、アウェイ日立柏サッカー場で、柏レイソルと対戦します。柏は現在首位、しかも7連勝と好調です。その好調ぶりは日本代表のハリルホジッチ監督も注目しており、事実GK中村航輔選手が初めての日本代表入りを果たしています。ACLのベスト16の済州戦で120分戦ってから中3日の浦和にとっては厳しい試合です。

柏は先ほど挙げた中村航輔以外にも、DF中谷、MF手塚、MF中川などの若手が育ってきています。手塚が直接FKを武器に、Jリーグタイムのダイジェスト映像では目立っていますが、若いチームということでベテランが多くなってきた浦和に走り勝つことを狙ってきそうと感じています。

FWはおなじみクリスティアーノです。直接FKでハットトリックを記録したこともあるテクニックが武器です。前節の大宮戦でもゴールを決めており、サイドのウイングからのボールを合わせることも可能です。甲府時代は守備的布陣の1トップとして残されることが多く孤立しがちでしたが、柏ならいいボールがもらえる環境はあります。

テレ玉GGRでの浦和の予想スタメンは、関根の代わりに宇賀神が入る以外は済州戦と同じメンバーです。前3人の連係という意味では、ズラタンを起用するよりも慣れている興梠、李、武藤の「KLM」を並べた方が良さそうです。彼ら3人は最もコンビ的には熟成されており、スルーやポジションチェンジなどの複雑な動きをこなせます。

また、出場停止が明けてリーグ戦に戻ってくる森脇も注目です。ACLには出ていたので正確には復帰戦ではありませんが、出場停止中はこのポジションに本来MFの宇賀神が起用されるなど、ミシャが代役に困っている様子がありました。得意の、右サイドからのクロスやサイドチェンジのキックで流れを変えることを期待したいです。

この試合は日曜日の19:00キックオフです。サポーターにとっては翌日の仕事が厳しいスケジュールですが、選手にとっては暑い日中を避けられるメリットがあります。コンディションは厳しいでしょうが、もうひと踏ん張りを期待したいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする