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個人技が有効では(6/7日本対シリア)

2017-06-07 22:32:53 | ワールドサッカー
今日、日本代表はホーム、味の素スタジアムでシリア代表と親善試合を戦い、1-1の引き分けでした。この試合はもちろん、来週火曜日にイランの首都テヘランで行われるイラク戦に向けての調整試合です。結果自体には深い意味はないと思われますが、この試合はハリルホジッチ監督にとっては使い方の難しい試合でした。

理由は、リーグ戦が終わっている海外組はじっくりと練習でコンディション調整ができましたが、Jリーグ組は日曜日に試合をしての中2日で、相当コンディション的にきつい条件だったからです。必然的に海外組中心の起用は予想できましたが、それでも今野(G大阪)、山口(C大阪)、昌子(鹿島)といったJリーグ組もあえてスタメンで起用してきました。

この試合は、誰が動けて誰が動けないか、調子を見極める場でしたが、それにしても前半の停滞ぶりは残念でした。これまでの代表戦でスタメンだった大迫、原口、久保の3トップで入った試合でしたが、シリアが深い位置にブロックを作って守るサッカーの前に、彼らのスピードは消されてしまいました。

イラクも、この日のシリアのように、自陣にブロックを作ってからのロングボールを1トップに合わせてくるチームなので、そのサッカーに苦戦したことは本番も苦しむのではと嫌な予感もしました。それでも、この試合はイラク対策の一つの形が現れた試合だったと振り返ります。

それは、乾のドリブル、本田圭佑の中盤起用といった、後半から打ったオプションがある程度当たったからです。特に、乾がドリブルを見せて一人DFを外すことができれば大きなチャンスになり、相手のブロックの威力を弱めることができます。本田圭佑も、中盤で起用されたことで、久々にゲームメークをして結構こなせていました。

今野が決めた得点の形は、長友がドリブルで深い位置に持ち込んでからのマイナス気味のクロスです。この形は日本代表にとっての必勝パターンで、ゴール前に何人もが飛び込む攻撃はイラクにも通用するでしょう。イラクは守備から入って、パワーサッカーを仕掛けてくるでしょうから、それを個人技で外せば面白いという手ごたえは得られた試合だと思っています。
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