Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

失われた冷静さ(6/25鳥栖対浦和)

2017-06-26 22:28:31 | 浦和レッズ
昨日の浦和対サガン鳥栖のアウェイ戦、1-2の敗戦に終わりました。ミシャサッカーは、毎年夏場にかけておかしい時期があるのはいつものことですが、今回はあまりにもその時期が長いので気にしています。要因を考えるとするならば、選手たちの「冷静さ」が失われているのではと思います。それは、結果的に致命的になった2点目の取られ方があまりにも悪いからです。

その場面、ボールを持っていたのは森脇でした。相手FWはプレスに来ています。苦しければタッチラインの外へ蹴り出せば、なんてことはない場面です。しかし、冷静さを失っていた森脇の判断は、相手FWがプレスに来ていた遠藤航へのバックパスでした。これを奪った福田が独走し、あまりにも痛い2点目を取られてしまいました。結果的に相手がロスタイムにPKを与え1点差にしただけに、この失点がなんとももったいないです。

もちろん、相手がゴール前に守りを固めている状況で、セカンドボールを森脇が多く拾っていたことは認めます。攻めても攻めても点が入らない、苦しい展開だったので、我慢するのも大変だったとは思います。それでも、あとちょっと足が出るか、あとちょっと集中するかという微妙なところで、雨上がりの鳥栖の気候も味方しませんでした。

鳥栖は、浦和をよく研究していました。当初4バックに思えた最終ラインですが、MFのラインから一人最終ラインに引いて、守るときは5バック、攻めるときは4バックと使い分けていました。そのため、この日浦和が攻めの拠点に使いたかった駒井のところに福田、吉田の2枚が常についていました。上げられずやむを得ずバックパスという場面が多かったのはそれが理由です。

また、武藤が引いてボールを受ける動きにも対策を立てていました。鳥栖のDFが、武藤が引くと必ずついてきて、フリーで持たせない工夫もしてきました。浦和の攻めは、後ろから攻撃参加してくる、槙野、柏木、森脇といったところが頼りになってしまい、そこからボールを奪ってカウンターという狙いがやりやすい展開でした。

あれほど、見事にカウンターを決めてきた、興梠とラファエル・シルバの連携も冴えませんでした。ラファエル・シルバにまだゲーム勘が戻っておらず、どちらからでもシュートが打てる関係性は発揮できませんでした。

しかし、試合はまだ続きます。早くこの悪い流れを食い止めないと最悪のシナリオもありそうで、何とか次の広島戦の勝利と願うしかありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする