サウジアラビア戦プレビュー

明日浦和の神戸戦がありますが、今書いておかないとタイミングを逃すかもしれないので、木曜日にアウェイのジェッダで開催される日本代表のサウジアラビア戦のプレビュー記事を書きます。サウジアラビアは初戦のベトナム戦を3-1、2戦目のオマーン戦を1-0で勝利して連勝中です。今回のサウジアラビアは、前回最終予選で対戦した2016年当時から残る選手はFWファラジ、MFアルドーサリくらいです。

サウジアラビアは国内リーグにお金があるので、代表選手があまり海外に移籍しないので、国内組が中心のチームです。それだけ、代表強化に国が協力しやすい環境ではありますが、それでもアラブ諸国の対抗戦である「ガルフカップ」というローカル大会でも負けたら監督が解任されるので、継続した強化がなされてこなかった歴史があります。

サウジアラビアの映像は、オマーン戦で見ておきました。残念ながら、DAZNの映像は一定期間が過ぎるとハイライト映像のみになってしまうため、見たのは最初の30分だけですが、それでもわかったことはあります。サウジアラビアは4-4-2の布陣で、サイドをMFとSBで協力しながら崩すことを狙う、比較的オーソドックスなチームです。

以前、埼玉スタジアムにACL決勝でやってきた、サウジアラビアのクラブチーム、アルヒラルの練習を見ましたが、球回しは速く正確で、基本技術は高いチームです。サウジアラビアの代表チームも彼らと似ているでしょう。もっとも、このオマーン戦はサウジが苦しんだ試合で、オマーンが3ボランチを中央に寄せてサウジの2トップを消しにきたことで、なかなか中央にクロスが合わずに苦しんでいました。

もっとも、速く正確という意味では日本代表も持っている技術です。日本としては、自分たちと似ている相手ということで、対策も比較的立てやすい相手だと思います。もちろん、相手の本拠地で、中東独特なコーランなどが不気味な雰囲気を漂わせるなど、やりにくさはあるでしょうが、ここで勝っておくと初戦のオマーン戦の黒星はある程度精算できるので、勝利を期待したいです。