先日のW杯予選豪州戦では、森保監督の練習風景もある程度見てきました。誰でも見ることができる日本代表の練習はあり、それは試合前のウォーミングアップの練習です。かつてはイビチャ・オシム監督が試合前のウォーミングアップで11対10の紅白戦をやるなど、この練習にも監督のカラーが出るので楽しみにしています。
森保監督の練習の特徴として、まずは選手が怪我をしないことを最優先に考えられた練習をしているものがあります。軽いジョグから始めて、少しずつ走るペースを上げていって、球回しの練習をしてから最後にシュート練習というのは、最近の監督では定番のメニューですが、森保監督の練習の特徴として、慎重に休憩をはさみながら選手に給水をさせています。
選手は少しずつ体を温めていくことが可能なので、いきなり全力ダッシュをするような無理はなく、しかもどうしてもフィジカルコンタクトを伴う球回しの練習は最小限度の時間にとどめています。代表選手は皆上手いので、球回しの練習でも華麗なパス回しが見られますが、選手に着せるビブスを複数色使い分けて、同じ色の選手にパスを出すような、狭いスペースを見分けてパスを出せる、頭の中のクリアさを要求するメニューです。
最後はシュート練習で締めますが、スタメン組にはそれほど全力でシュートを打たせることはなく、体が温まっていればいいと割り切っています。おそらく、普段の代表の練習はこんな強度ではなく、もっと激しい練習もしているでしょうが、試合前のウォーミングアップならば無理をさせる必要はないと、明確に割り切っているところは現実主義者の発想です。
代表監督の難しさはコンディションを見抜けるかというところがあります。世界中に散らばっている代表選手のコンディションを判断するので、欧州では「クレイジージョブ」と言われることもあります。今回、田中碧と守田が調子がいいという理由で4-3-3を採用して当てましたが、次のベトナム戦、オマーン戦ともアウェイで連勝が求められる、正念場です。そこでもコンディションを見抜けるか、楽しみに11月を迎えたいと思います。
森保監督の練習の特徴として、まずは選手が怪我をしないことを最優先に考えられた練習をしているものがあります。軽いジョグから始めて、少しずつ走るペースを上げていって、球回しの練習をしてから最後にシュート練習というのは、最近の監督では定番のメニューですが、森保監督の練習の特徴として、慎重に休憩をはさみながら選手に給水をさせています。
選手は少しずつ体を温めていくことが可能なので、いきなり全力ダッシュをするような無理はなく、しかもどうしてもフィジカルコンタクトを伴う球回しの練習は最小限度の時間にとどめています。代表選手は皆上手いので、球回しの練習でも華麗なパス回しが見られますが、選手に着せるビブスを複数色使い分けて、同じ色の選手にパスを出すような、狭いスペースを見分けてパスを出せる、頭の中のクリアさを要求するメニューです。
最後はシュート練習で締めますが、スタメン組にはそれほど全力でシュートを打たせることはなく、体が温まっていればいいと割り切っています。おそらく、普段の代表の練習はこんな強度ではなく、もっと激しい練習もしているでしょうが、試合前のウォーミングアップならば無理をさせる必要はないと、明確に割り切っているところは現実主義者の発想です。
代表監督の難しさはコンディションを見抜けるかというところがあります。世界中に散らばっている代表選手のコンディションを判断するので、欧州では「クレイジージョブ」と言われることもあります。今回、田中碧と守田が調子がいいという理由で4-3-3を採用して当てましたが、次のベトナム戦、オマーン戦ともアウェイで連勝が求められる、正念場です。そこでもコンディションを見抜けるか、楽しみに11月を迎えたいと思います。