goo blog サービス終了のお知らせ 

Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

南野拓実の記憶

2021-10-29 23:05:19 | ワールドサッカー
代表選手ネタは、リバプールFW南野拓実選手の記憶です。南野はC大阪のアカデミーで育ち、当時の寮長が「香川真司と南野は一度も怒ったことがない」と絶賛するなど優等生でした。高卒1年目の2013年に背番号13を背負うなど期待を集め、1年目からいきなり開幕戦でスタメンとなるなど、若くして出てきた才能でした。もっとも、翌2014年はウルグアイ代表FWフォルランを補強して話題を呼んだものの、J2降格という苦難を味わうことにもなります。

降格したチームに残る選択肢もあったと思いますが、オーストリアリーグのザルツブルクからオファーが届き海外挑戦を選びます。この活躍で2016年のリオ五輪では期待を集めますが、チームは1次リーグ敗退に終わります。それでも、ザルツブルクではELで着実に得点を挙げており、CLのリバプール戦で1得点1アシストを決めた活躍もあって、そのリバプールに移籍することになりました。

南野の印象が強烈なのは、森保監督が監督就任直後からほぼ一貫して使っていたためです。森保監督の就任直後は、ベストに近いメンバーだったウルグアイやコロンビアと国内で対戦する機会がありましたが、当時は4-2-3-1のトップ下で起用され、ダブルボランチにはほぼ守備のタスクを課す代わりに、南野、堂安、中島の3シャドーには思い切って個人技を出していい自由を与えていました。

その、思い切って個人技で仕掛けるサッカーは南野に向いていたようで、2019年のアジアカップでは決勝戦でカタールに敗れ優勝こそならなかったものの準優勝とある程度成果が出ました。プレースタイルはセカンドストライカータイプで、トップ下の位置から出てくる動きが相手に読まれにくく、点を取ることで日本代表の地位をつかんでいる選手です。

点が取れる長所は、2次予選で大いに発揮されました。格下相手とはいえ、W杯予選で7試合連続ゴールはさすがで、今の代表では大迫より点が取れる選手です。また、守備もある程度はこなしてくれる選手で、バランスの良い選手です。さすがに、世界の名門リバプールではポジション争いで苦しんでいますが、リーグ戦の間に挟まっているカップ戦では結果を出しています。

最終予選では今のところゴール量産とはなっていませんが、それでもアジアレベルでは一段上の選手で、これからの活躍には期待できると思います。日本代表が逆転でカタールW杯に出るとすれば、彼のゴールは必要で、それをスタンドから見られればいいなと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする