昨日の日本時間夜に行われた、なでしこジャパン対北朝鮮の五輪予選のアウェイ戦は、0-0の引き分けに終わりました。この試合はホームアンドアウエー方式の2試合合計で決まる初戦なので、アウェイでの引き分けは悪い結果ではないものの、なでしこジャパンにとっては課題が残った試合だったように振り返ります。
日本は4-3-3の布陣で、女子W杯得点王の宮沢を負傷で欠いていたものの、両ウイングの藤野と植木を生かして、サイドからのボールで点を取りたいというゲームプランのようでした。また、本来DFの熊谷をアンカーで起用して落ち着かせて、ゲームメーカーの長谷川唯(写真)にはインサイドハーフから長めのパスでウイングを生かそうとしてきました。
確かに、ボール保持率では日本が前半は6割を超えるなど上回りました。しかし、この日ゲームを思い通りに運んだのは北朝鮮の方でした。北朝鮮はとにかく勝負を後半戦に持ち込むと前半は耐えるプランで、5-4-1の守備的布陣でカウンター狙いでした。CB高橋が相手ドリブルに抜かれて決定機につながったあたりは、GK山下が止めたとはいえ日本にとっては課題になりました。
また、後半は日本のウイングサッカーが相手に封じられるようになってきました。北朝鮮は日本のMF長野と長谷川のところに速い寄せでパスを出しにくくしており、左SBの古賀が18歳で不慣れな左SB起用ということもあってサイドでのパスミスが目立つようになってきました。ウイングまでボールが入れられなくなった日本の苦戦は明らかで、北朝鮮が後半からMFを1枚増やして支配率を上げに行った狙い通りになってきました。
北朝鮮のCFの17番に合わせたクロスが、クロスバーをヒットしてノーゴールになった、日本にとっては肝を冷やす場面も作られます。内容が悪いと見た日本は左ウイングを植木から中島に交代させて打開を狙いますが、中島のことはアジア大会で対戦して知っていた北朝鮮にとってはよく警戒しており、常に2枚が応対するようにしてクロスを消しました。
結果的に、0-0の引き分けは悪い結果ではないでしょう。それでも、日本にとっては主導権を取れなかった引き分けです。何か、第2戦の国立競技場で違った形を見せないと、五輪出場には黄信号がともるのではと危惧しています。
日本は4-3-3の布陣で、女子W杯得点王の宮沢を負傷で欠いていたものの、両ウイングの藤野と植木を生かして、サイドからのボールで点を取りたいというゲームプランのようでした。また、本来DFの熊谷をアンカーで起用して落ち着かせて、ゲームメーカーの長谷川唯(写真)にはインサイドハーフから長めのパスでウイングを生かそうとしてきました。
確かに、ボール保持率では日本が前半は6割を超えるなど上回りました。しかし、この日ゲームを思い通りに運んだのは北朝鮮の方でした。北朝鮮はとにかく勝負を後半戦に持ち込むと前半は耐えるプランで、5-4-1の守備的布陣でカウンター狙いでした。CB高橋が相手ドリブルに抜かれて決定機につながったあたりは、GK山下が止めたとはいえ日本にとっては課題になりました。
また、後半は日本のウイングサッカーが相手に封じられるようになってきました。北朝鮮は日本のMF長野と長谷川のところに速い寄せでパスを出しにくくしており、左SBの古賀が18歳で不慣れな左SB起用ということもあってサイドでのパスミスが目立つようになってきました。ウイングまでボールが入れられなくなった日本の苦戦は明らかで、北朝鮮が後半からMFを1枚増やして支配率を上げに行った狙い通りになってきました。
北朝鮮のCFの17番に合わせたクロスが、クロスバーをヒットしてノーゴールになった、日本にとっては肝を冷やす場面も作られます。内容が悪いと見た日本は左ウイングを植木から中島に交代させて打開を狙いますが、中島のことはアジア大会で対戦して知っていた北朝鮮にとってはよく警戒しており、常に2枚が応対するようにしてクロスを消しました。
結果的に、0-0の引き分けは悪い結果ではないでしょう。それでも、日本にとっては主導権を取れなかった引き分けです。何か、第2戦の国立競技場で違った形を見せないと、五輪出場には黄信号がともるのではと危惧しています。
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