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湘南戦マニアック分析

2024-07-09 19:43:20 | 浦和レッズ
ハーフタイム、ヘグモ監督は前半機能していなかったエカニットを下げて、前田直輝を投入して右MFに置き、武田を左MFに回してきました。ウイングタイプの前田直輝のMF起用は守備で多少危険があるものの、1点ビハインドを逆転しないと話にならないという手でしょう。攻撃面ではこの交代の効果はあり、53分に前田直輝のドリブルから、渡邉凌磨がヘディングシュートを放つ場面も作れました。

これで点が入らないことで、ヘグモ監督はさらなる手を打ち、FWにチアゴ・サンタナを、MFにグスタフソンを投入してきます。この交代で安居がトップ下に回り、グスタフソンと伊藤敦樹のダブルボランチになります。これが突破口になり、安居のパスからチアゴ・サンタナが抜け出してシュートして、浦和に同点ゴールが生まれます。

押され気味だった湘南も、66分にルキアンが個人技で持ち込みますが、GK西川が止めます。ここで追いつかないとゲームが動かないと感じたような浦和は攻勢を強め、73分に渡邉凌磨のパスからチアゴ・サンタナが再び持ち込んで勝ち越し点を得ることができました。この2-1の展開は浦和にとっては狙い通りだったでしょうが、そんな試合を敗れたのはその後の戦い方のまずさでした。

湘南はルキアンと2トップを組んでいた途中出場の福田が効き始めます。75分、ルキアンのパスを受けた福田はフリーになったものの、力み過ぎてシュートを外し、浦和は事なきを得ます。その後、湘南はそれまでボランチの位置で守備をしていた左MFの畑が、思い切ってドリブルを仕掛け始めます。また、途中出場の石井をFWに上げて3トップ気味にもしてきました。

これに対する対応がなかったことが、浦和の敗因になりました。相手が前に人数をかけていると気付けば、ベンチにいた井上を投入して5バックにするなどの手もあったはずです。また、チアゴ・サンタナがCKでボールキープを始めたのは、このゲームが苦しい展開と彼なりに気付いたからでしょうが、そういう時間稼ぎをやるならチーム全体で意識を合わせておかないといけませんでした。

その戦い方のまずさは最悪のシナリオを招きました。89分に畑のドリブルに前田直輝が対応できず、数的不利を作られて石井に決められると、90分にルキアンにゴール前に抜け出され、浦和は勝てるはずだったこの試合を2-3で敗れることになりました。この負けは後で尾を引きそうだと、次の京都戦が若干気になるような負け方でした。





























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