Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

松本山雅戦プレビュー

2019-08-19 21:49:50 | 浦和レッズ
今日はライオンズ敗戦で野球ネタができないので、今週金曜日に行われる浦和のホームゲーム、松本山雅戦のプレビュー記事を書きます。山雅とのアウェイ戦は3月に行われ、PKで得た1点を守り切って1-0で勝利しています。もっとも、相手はエースストライカーの前田大然がポルトガルリーグに移籍しており、攻め方は前回とは変えてきているでしょう。

山雅は喫茶店の名前が由来です。山雅のアマチュア時代、選手たちが集まって戦術の話をした喫茶店の名前がそのままチーム名になっています。今となっては、カタカナ名が主体のJリーグで、漢字の名前はインパクトがあり、これで良かったと思います。今はその喫茶店はないですが、松本山雅のオフィシャルショップの名前になって復活しています。

山雅が前田大然の代わりに補強したのは、元浦和FWの阪野です。山形でエースストライカーだったポストプレーヤーの彼を移籍させたということは、おそらく高さ中心の攻めで来ると思われます。彼が機能しなければ高崎が投入される可能性が高く、浦和にとっては退団した二人に「リベンジ」される可能性もある相手です。

もっとも、戦力面を比較すれば浦和が上の力関係です。浦和は右アウトサイドの関根をベルギーリーグから呼び戻しており、彼が浦和のサイドをストロングポイントにしています。山雅が元広島DF水本を補強しているとはいえ、いいボールが入れば興梠が決められる可能性は高いです。シャドーは若干人材を欠きますが、前節ベンチスタートのファブリシオの頑張りに期待したいです。

山雅は前節、ホームの名古屋戦を1-1で引き分けています。残留争いの17位にいる山雅にとって、取れる勝ち点は1でも大きいですが、それでも終了間際で追いつかれての引き分けだけに、チームとしては意気消沈のはずです。浦和としては、確実に勝っておきたい相手で、負けると一気に残留争いに巻き込まれる、厳しい一戦となります。
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いいところで出る一発(栗山巧)

2019-08-18 20:30:55 | 他スポーツ
浦和敗戦のため、穴埋めネタは野球から、昨日のソフトバンク戦で相手先発千賀を一気に攻略した3ランを放った、栗山巧選手を取り上げます。栗山といえば、毎年安定した成績は残すもののなかなかオールスターに出られないのが不思議な選手と言われていましたが、3年前に一度監督推薦で出場し本塁打を打っています。

栗山の本塁打は、最高が12本で、毎年一桁が定番です。そのため、先日達成した100号本塁打は、史上2番目のスロー記録と話題になっていました。本人はホームラン打者でないことは自覚しているでしょうから、あまり意識はしていなかったと思いますが、それだけ長く西武でプレーした証です。1番から9番まで、どこの打順で使ってもそれなりの役割を果たせる強みがあります。

もっとも、栗山の本塁打はいいところで出る印象はあります。大敗の試合で一矢報いるというのはあまりなく、試合を決めるために重要な本塁打が多いです。昨日の試合でも、相手先発千賀が2回に崩れたチャンスに一気に9点を取ってたたみ掛けた、チーム全体の流れを決定づけた大事な本塁打でした。

今、栗山が挑むのは、石毛宏典氏が持つ西武ライオンズ通算最多安打の記録です。現在1796本と、あと20本を切りました。2000本も打ちたいと意欲を見せますが、まずは西武ライオンズが誇るレジェンドを抜いて欲しいです。もっとも、本人は「石毛氏は常勝西武の時代だった。自分はあまり優勝に貢献できていない」と語っていました。

そのバッティング能力の高さはあるものの、レフトの守備という意味ではそれほどではなく、最近はレフトに金子侑司が入り栗山はDHに入る起用が多くなってきました。今の打率は2割4分と、高くはないですが、それでも頼れるベテランとして今の西武打線の好調に一役買っています。投手陣は明らかに苦しい状態なので、何とかシーズン終了まで、打線で持ちこたえて欲しいと、彼の活躍に期待したいです。
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パンドラの箱(8/17神戸対浦和)

2019-08-17 22:24:21 | 浦和レッズ
今日のアウェイ神戸戦は、0-3と浦和の惨敗に終わりました。特に1点目の取られ方が悪かった印象です。前半終了間際に、浦和は点を取ろうと前に5人ほどを張り付かせていました。そのセカンドボールを回収できず神戸にカウンターを食らい、田中順也のシュートこそGK西川が止めたものの古橋に押し込まれたものです。同点の前半終了間際に、そこまで無理をする必要があったのかは疑問です。

もっとも、この試合の最大の敗因は、「パンドラの箱」を大槻監督が開けてしまったことです。パンドラの箱とは興梠と杉本の同時起用のことです。今季開幕から、浦和の調子が上がらなかった理由が、興梠と杉本が2トップを組むと合わないことでした。真ん中で待つ杉本と、動き回る興梠のタイプ的には共存は可能と思えましたが、どちらに点を取らせるかチームの共通理解がなかったように感じます。

そのため、杉本を多くの試合で起用しない決断がなされることになりました。ここでなぜ、その手を打ったのかと思いますが、やむを得ない理由はあります。浦和はどうしても天皇杯水戸戦を勝ちたいと考えて、ファブリシオを90分フルで起用しました。中2日の今日の試合で、ファブリシオをベンチには入れたものの、使っても途中出場で30分までなど、大槻監督が自分で制限をかけていたと思います。

この杉本と興梠の連係の合わなさは悲惨とも言えるものでした。杉本はポストプレーでほとんどボールをキープできず、興梠は杉本のところにパスを出せず、守備の負担が重くなりほとんどゴール前に入れませんでした。結果的に、2点ビハインドになったので、パワープレー要員として杉本がフル出場しましたが、代えられてもおかしくない出来でした。

もちろん、神戸が大量補強で力を伸ばしているのは間違いないです。イニエスタがいるので、カウンターを狙う場面で正確なスルーパスが出てきました。最初は槙野や西川の好守でしのいでいましたが、走ることには自信がある田中順也と古橋の2トップにとって、カウンターで相手DFと競走というのは自信があった役回りでしょう。

戦術的には浦和の3-6-1と神戸の3-5-2はミラーゲームでしたが、それを語る必要はないほど、カウンターで相手に走られた浦和の敗戦は必至でした。今年はJ1残留を狙わざるを得ないと感じた、かなり悲しい大惨敗でした。
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神戸戦プレビュー

2019-08-16 21:52:43 | 浦和レッズ
明日、浦和は敵地ノエビアスタジアム神戸で、ヴィッセル神戸と対戦します。神戸といえば大企業楽天の全面サポートを受けて、今やJ1でも屈指の資金力を持つチームになりました。外国人選手の豪華さなら、他チームはまったく敵いません。もっとも、外国人枠は5つしかなく、残り6人の日本人が機能しないと勝てないようになっています。

神戸はイニエスタら、超大物外国人はいますが、上手いものの動きの量は今一つのチームという印象もあります。その分、FW古橋など動ける選手を入れて運動量の補充を図っていますが、浦和がカウンターを仕掛けたときにどこまでチェックに来られるかという意味では、隙もあるのではと思っています。

神戸の前節のリーグ戦は大分とのアウェイ戦で、1-1で引き分けています。ゴールは古橋です。イニエスタのボールに最も良く反応できるのが彼で、神戸というチームを機能させるために必要な選手はこういうタイプではと思います。大分からFW藤本憲明も補強していますが、彼はDFラインと駆け引きして出し抜くタイプで、長い時間を与えてもらえた大分では結果を出しましたが、途中出場では結果を出しにくいと思います。

この試合は暑さとの戦いになります。日本全国が暑いという天気予報も出ており、相当悪いコンディションで試合をしなければならないでしょう。浦和としては天皇杯はベストメンバーを出さずに主力を温存したので、この神戸戦での結果を求めたいですが、暑い中では苦しいときの布陣の5-4-1で受けに回る可能性もあります。

神戸で嫌な相手はFWウェリントンです。彼はアバウトなロングボールでも合わせられるヘディングの強さという、持ち味がはっきりしている選手です。ここへロングボールを蹴ってくる可能性もあります。そのパワープレーに、槙野やマウリシオが守り切れないという可能性も、考えておかないといけないでしょうね。
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武富孝介、浦和復帰

2019-08-15 17:28:38 | 浦和レッズ
夏の今の時期、各チームが戦力補強に動いています。浦和は関根の復帰だけかな?と思っていたところに飛び込んできたニュースが、湘南FW武富孝介選手のレンタル移籍からの呼び戻しでした。この補強は理に適っています。今の浦和では、2シャドーのところが最も層が薄く、武藤雄樹欠場時のシャドーに弱さを見せることがありました。

武富は今季、湘南で18試合5得点と復活を果たしています。武富のいいところは、動いてこぼれ球に詰められることです。そうやって、味方クロスがこぼれたところを押し込む得点パターンが多い選手です。スピードもあるので、シャドーに置いて2列目から飛び出させると面白いのではと予想しています。

武富は中学時代から柏レイソルで育ちましたが、小学生時代は三室サッカー少年団でプレーし、浦和市のサッカー少年団の選抜チームである「FC浦和」でプレーしたこともあります。浦和とは縁のある選手で、当時山田直輝とチームメイトだったという、つながりもあります。また、地元でプレーできるチャンスが来たので、今度こそ結果を出して欲しいものです。

補強の話は各地から入っており、特に資金力のある神戸がDF酒井高徳、DFフェルメーレンなど派手な補強に動いています。浦和は動かないのかとちょっと残念に思い始めたところでしたが、今回の話はレンタル移籍からの復帰で移籍金は発生せず、補強は必ずしもお金を使うばかりではないというところを、今回の話では見せてくれました。なるほど、そういう手もあるのか?と発想の転換に驚いています。

前回の浦和でのプレー時は、オリベイラ監督に起用されず残念な結果に終わりましたが、大槻監督は動ける選手が好みなので大いにチャンスがあります。是非とも練習からアピールして、今度こそ地元で結果を出せるよう、楽しみにしています。

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リバプール対チェルシー

2019-08-15 16:44:40 | ワールドサッカー
お盆休みはアクティブにいろいろやる予定でしたが、今日は雷雨が降る天気の前に自宅缶詰です。そのため、DAZNのテレビでUEFAスーパーカップのリバプール(CL優勝)対チェルシー(EL優勝)のビデオを見ていました。リバプールは4-3-3がおなじみのチームで、3トップには右にサラー、中央にマネ、左にチェンバレンを入れてきました。

しかし、この3トップは全員スピード型で、裏へ走る以外の攻撃パターンを作りにくい構成でした。最初はリバプールが支配して、サラーがシュートを放っているものの、チェルシーがしっかり自陣にブロックを引くと攻撃が完結しにくくなります。チェルシーは攻撃面でも狙いを明確に見せました。それはリバプールの高い位置に引かれる最終ラインの裏を狙うものです。

たとえ何回オフサイドにかかっても気にしないと割り切ってどんどん裏へ出してくるので、リバプールは一度だけ隙を見せます。プリシッチが右サイドで受け、リバプールDFが中央に3枚寄っていたところで、その外側を走っていたジルーにスルーパスが出て、これがチェルシーの先制点につながります。

これを見て、リバプールはベンチに置いていたフィルミーノを投入してきます。この投入はすぐに効果が出ました。フィルミーノがボールを受けることで機能するポストプレーヤーなので、リバプールのボールの受けどころが見つかり、ゴールもファビーニョが縦に入れてフィルミーノが落としたところをマネが決めたものでした。

やはりリバプールは右サラー、中央フィルミーノ、左マネの3トップがベストメンバーで、彼らが揃うとサイドを行っても良く、中央のフィルミーノに入れても良いと攻撃パターンが増えます。しかし、この試合はUEFAの公式戦で、交代枠は3つ、比較的高温多湿なイスタンブール開催、しかも延長戦もありと、シーズン序盤の試合にしては厳しい条件の試合です。

そのため、延長戦に入ると動きが落ちた印象もあります。ちょっと選手がかわいそうな気もします。そんな試合はPK戦の末、リバプールが辛くもチェルシーを振り切って優勝します。パススピードの速さ、攻守の切り替えの速さなど、欧州サッカーの面白さは十分に見せてくれた試合だったと思います。
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久しぶりのどすこい(山川穂高)

2019-08-15 13:32:31 | 他スポーツ
昨日の西武ライオンズは、7番に打順を下げられていた主砲山川穂高選手の逆転2ランが効いて、西武が8-7で勝利しました。先発榎田が5回7失点と苦しい展開の試合でしたが、打線がカバーしてこの難しい試合を勝利に持っていきました。今回は山川を取り上げます。

山川は沖縄県那覇市の出身で、高校は沖縄の中部商業でした。少年時代に、東京ドームで当時巨人の松井秀喜選手を見たことが、プロを目指すきっかけでした。ああやって本塁打を打てる選手になりたいと夢を持っていましたが、その夢が叶う転機は岩手県にある富士大学での活躍です。当時の山川は、自分と同じようなメタボ体型で活躍する、のちにチームメイトになる中村剛也が憧れに変わります。

西武にはドラフト2位での入団でした。もっとも、当時の山川は二軍が定位置でした。二軍では明るい性格で盛り上げ役で、本塁打を打てる選手でしたが、打つだけでは使ってもらえないと感じて守備や走塁の練習も意欲的にこなしました。今、7月、8月と打率1割台と低迷しても使ってもらえるのは、一塁手の守備に信頼が置けるのも理由だと思います。

山川は「本塁打こそ正義」という考えで、チームバッティングで安打を狙うのは年間80打席程度で、残りの420打席は本塁打を狙っていると公言しています。その通り、本当に本塁打が打てるので起用されていますが、このバッティングはリスクもあり、変化球にひっかかって三振というリスクも抱える選手です。

ここのところの不振は、アウトコースに投げられる、ボールになるスライダーやフォークに引っかかるのが理由でした。本人にとっては本意ではないかもしれませんが、こういうボールを見送って四死球を選べれば、また売り物の打棒が復活すると感じます。もちろん、相手投手が失投して高めに行けば、十分に打てる能力はある選手です。

沖縄出身で暑さに強い彼にとって、今後の巻き返しを大いに期待したいです。本塁打を打ったときの「どすこい」パフォーマンスは今やファンが期待するほど有名になりました。首位ソフトバンクとの5ゲーム差、可能性がある限り追いついて1位でCSに出ることを期待したいです。
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機能しなかった2シャドー(8/14水戸対浦和)

2019-08-14 22:19:53 | 浦和レッズ
今日の天皇杯水戸戦は、2-1で浦和の勝利に終わりました。天皇杯はトーナメント戦なので、内容は悪くても勝てば次につながりますが、今日の内容は悪かったと言わざるを得ません。浦和は、リーグ戦の神戸戦まで中2日という強行日程を考慮して、リーグ戦でサブ、もしくはベンチ外のメンバーを先発起用してきました。

しかし、このメンバーの連係が合っていないのは試合を見ていればすぐにわかりました。特に、汰木と山中の左サイドが機能しておらず、パスがずれたり出すところがなくてバックパスなど、攻撃がかみ合わない場面が多く見られました。汰木はドリブルを狙うタイプ、山中はクロスを狙うタイプということで、タイプ的に合いにくかった印象もあります。

また、右シャドーのマルティノスも相手に消されました。マルティノスにボールが入るまでは行くのですが、彼は左利きで、左足にボールを持ち替えようとする癖があるので、相手に研究されて左足のコースだけを切ってきました。その裏をかいて、右足でクロスを入れることができれば、前半のボール支配率が高かっただけにもっと早く決着をつけられた試合かもしれません。

この試合はPKの判定で動きました。相手FWジョーの単独突破に対し、森脇がエリアギリギリのところでファウルし、これがエリア内と判定されPKになります。これをジョー自身が決めて、J2の水戸が先制するという展開になってきます。浦和ベンチはすぐに動き、右アウトサイドを岩武から関根に交代させてきます。そのあたりから水戸の運動量が落ちてきて、関根にボールが入るようになります。

同点ゴールもPKでした。右サイドを仕掛けたマルティノスのドリブルに対し、相手38番(宮)が後ろからマルティノスを押したという判定になりPKとなります。このPKをファブリシオが決めて、浦和は同点に追いつきます。決勝点もPKで、交代出場していた柏木からのパスで柴戸がフリーになり、折り返したところを受けた関根のドリブルを相手が倒してPKになります。これも、またもファブリシオが決めて2-1とします。

水戸も最後の反撃を見せました。水戸もセットプレーでは浦和と互角に戦えており、浦和が勝ち越し点を狙うために攻撃的な交代を打っていたので守備を補強できておらずチャンスはありました。最後、CKからGK村上がヘディングシュートを狙ったもののわずかに外れ、さらにまたCKからGK村上が今度は足で狙ったものの入らず、試合は2-1で浦和の勝利に終わりました。

大槻監督は「勝てて良かった」のようなコメントですが、おそらく満足はしていないと思います。武藤雄樹欠場時のシャドーに課題がある浦和としてはシャドーの新戦力の台頭が望まれただけに、残念な内容でもあります。
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西武対オリックス19回戦

2019-08-14 09:58:25 | 他スポーツ
お盆休みの恒例行事で、西武ドームまで野球観戦に出かけてきました。西武先発は二軍から上げたばかりの齊藤大将で、スリークォーター気味に投げる左の変則投手です。何とか5回まで引っ張るつもりなのかと思われましたが、初回いきなり死球のピンチで吉田正尚を遊ゴロ併殺に打ち取って切り抜けます。この日の齊藤はスライダーの制球が良く、ストライクを安定して投げられていました。

これに対し、オリックス先発の田嶋は、かつての社会人No1投手です。150km近いストレートが投げられる本格派左腕ですが、この日はそのストレートがことごとくボールになっていました。秋山翔吾に安打を打たれた後、2番源田が送ったチャンスに3番森が変化球をうまくバットの先で合わせて左翼線に落とす二塁打になって秋山が生還し先制します。

その後、中村剛也四球、メヒア二塁打でチャンスを広げ、外崎がインコースのストレートをうまく肘をたたんでレフトへ引っ張る3ラン本塁打で5-0と大きくリードを広げます。田嶋のボールが荒れていた初回のチャンスをうまく西武打線がものにしました。もっとも、プロの優れた点はその後投球パターンを変えて立ち直ることがあることです。田嶋が、無理に150kmを狙わずにコントロール重視に切り替えたことで、西武の2,3回を抑えます。

オリックスはロメロのソロで1点を返し、4回に西武が継投に入り二番手森脇亮介が出たタイミングがチャンスでした。森脇のコントロールが定まらず満塁のピンチになり、9番若月に死球を出して押し出しで2-5と追い上げます。ここがこのゲームの分かれ目でした。乱闘騒ぎの中断の後、辻監督は森脇を諦めてリリーフに佐野を送ります。

このピンチで、福田のハーフライナーがちょうど遊撃手源田の正面に飛んだことが、大きく試合を分けることになります。源田の守備はこの日も素晴らしい内容で、前目の当たりも処理し、中前に抜けそうな当たりも好捕してアウトにするなど、これだけで入場料の元が取れそうなプレーでした。

それに打線も応えます。4回裏、2死1,2塁から森の死球で満塁になり、危険球で田嶋が退場し吉田一将が出てきます。その吉田から、中村剛也が走者一掃のタイムリー2塁打を放って8-2として、この試合はほぼ決まりました。リリーフ佐野が7回までを1失点でまとめた好投も光りました。先発投手が足りず中継ぎ投手で戦う「ショートスターター」を選んだ、辻監督の決断がうまく当たった試合でした。


台湾「統一ライオンズ」のマスコットです。










齊藤大将投手。








相手先発田嶋投手。
































ヒース投手。


平良投手。




緊急登板の小石投手。
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W杯2次予選プレビュー

2019-08-13 09:33:01 | ワールドサッカー
だいぶ前に発表になっていましたが、日本代表のW杯2次予選のスケジュールがわかりました。日本はグループFに入り、以下の順でキルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴルと対戦します。最終予選への進出には、グループ1位になるか、グループ2位の中の成績上位4チームに入るかが必要です。

9/10 ミャンマーA
10/10 モンゴルH
10/15 タジキスタンA
11/14 キルギスA
3/26 ミャンマーH
3/31 モンゴルA
6/4 タジキスタンH
6/9 キルギスH

このスケジュールを見ると、アウェイ戦が3戦ある前半戦が大事です。特に、モンゴル、キルギスは日本代表が行ったことのないアウェイ戦なので、どういう環境が待ち受けているかわかりません。もちろん、日本サッカー協会の関係者は必死で宿や練習場を確保しているでしょうが、こういう未知の環境で、どれだけ日本代表の力を出せるかが大事です。

もちろん、普通に戦えばこの4チームは負ける相手ではありません。ミャンマーは、1950年代に東南アジアのサッカーが強かった時代に負けたことがありますが、過去の記憶を紐解くと2003年の五輪アジア2次予選で当たり、2試合とも大勝している相手です。アウェイ戦でも勝ち点3を狙う相手になります。特に初戦となるアウェイ戦は、勝ち点を落とすとキルギス以下ライバルが元気を出すだけに勝ちたいです。

モンゴルは2次予選初出場の相手です。相撲は強い国ですがサッカーはまだまだこれからで、今回は「参加することに意義がある」レベルだと予想しています。10/10の埼スタでは圧勝して、相手に戦意を喪失するくらいに叩いておきたいです。

タジキスタンは2012年にアジア2次予選で対戦したことがあります。唯一、日本代表が行ったことのあるアウェイ戦ですが、ピッチは公園の芝生ではないかと思うほど凸凹です。また、中央アジアでは最も貧しい国と言われ、水道の水も良くないと聞きます。この試合はギリギリまでどこか外国で調整して、直前にタジキスタン入りすることになるのでしょう。

キルギスは2018年、日本代表と親善試合で対戦し、4-0で勝利しています。当時の試合は5-4-1でキルギスが引いてきたものの、相手アウトサイドを食いつかせて裏にスルーパスを狙う攻撃が当たり序盤で試合を決めています。もちろん、ホームの豊田スタジアムでの対戦で、アウェイに行ったら違う内容を見せる可能性もありますが、このキルギスとの4戦目は大事な一番になりそうです。
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