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パンドラの箱(8/17神戸対浦和)

2019-08-17 22:24:21 | 浦和レッズ
今日のアウェイ神戸戦は、0-3と浦和の惨敗に終わりました。特に1点目の取られ方が悪かった印象です。前半終了間際に、浦和は点を取ろうと前に5人ほどを張り付かせていました。そのセカンドボールを回収できず神戸にカウンターを食らい、田中順也のシュートこそGK西川が止めたものの古橋に押し込まれたものです。同点の前半終了間際に、そこまで無理をする必要があったのかは疑問です。

もっとも、この試合の最大の敗因は、「パンドラの箱」を大槻監督が開けてしまったことです。パンドラの箱とは興梠と杉本の同時起用のことです。今季開幕から、浦和の調子が上がらなかった理由が、興梠と杉本が2トップを組むと合わないことでした。真ん中で待つ杉本と、動き回る興梠のタイプ的には共存は可能と思えましたが、どちらに点を取らせるかチームの共通理解がなかったように感じます。

そのため、杉本を多くの試合で起用しない決断がなされることになりました。ここでなぜ、その手を打ったのかと思いますが、やむを得ない理由はあります。浦和はどうしても天皇杯水戸戦を勝ちたいと考えて、ファブリシオを90分フルで起用しました。中2日の今日の試合で、ファブリシオをベンチには入れたものの、使っても途中出場で30分までなど、大槻監督が自分で制限をかけていたと思います。

この杉本と興梠の連係の合わなさは悲惨とも言えるものでした。杉本はポストプレーでほとんどボールをキープできず、興梠は杉本のところにパスを出せず、守備の負担が重くなりほとんどゴール前に入れませんでした。結果的に、2点ビハインドになったので、パワープレー要員として杉本がフル出場しましたが、代えられてもおかしくない出来でした。

もちろん、神戸が大量補強で力を伸ばしているのは間違いないです。イニエスタがいるので、カウンターを狙う場面で正確なスルーパスが出てきました。最初は槙野や西川の好守でしのいでいましたが、走ることには自信がある田中順也と古橋の2トップにとって、カウンターで相手DFと競走というのは自信があった役回りでしょう。

戦術的には浦和の3-6-1と神戸の3-5-2はミラーゲームでしたが、それを語る必要はないほど、カウンターで相手に走られた浦和の敗戦は必至でした。今年はJ1残留を狙わざるを得ないと感じた、かなり悲しい大惨敗でした。
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