自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

参考図書 「食べること、やめました」 ①

2013-03-25 07:32:44 | 生き方
  森美智代・著 2008/4





 著者(1962年生)は21歳の時に「脊髄小脳変性症」という、
治療法のない難病に罹り、「余命5年」と宣告されたのに、
甲田療法(生菜食や断食・超少食で難病を治す・甲田光雄医師の治療法)や
西式健康法に取り組んで、病気を克服した方です。
 
「克服した」とは、<目眩や転倒などの症状を抑えて、鍼灸師として仕事をし、
毎日を楽しく暮らす>生活を手にいれたということです。ところが、
普通の食事をすると症状が悪化するので食事を極端に減らさざるを得ず、
<一日に青汁1杯>しか摂取できない状態だそうです。

驚きは、この13年間、1日1杯60kcalの青汁だけで痩せもせず(むしろ太り気味!)で、
血色も良く、免疫力(インターフェロンαの値)や骨密度も良好だそうです。

 私も含めて、殆どの人は「彼女のような生活を羨ましい」とは思わないはずです。
では何故、ここに紹介するかというと、
①人間の身体の神秘、②甲田療法・西式健康法について知見を得る、
③著者の<経絡とツボの見え方>が面白いからです。

本文から一部抜粋します。
P.145 人は「病気を治す場所」をもって生まれてくる

   一度ツボの場所を教わったら、そこから気が出入りするのが見えるように
   なったのです。「見える」といっても、半ば「感じる」に近い現象です。

   体にある経絡そのものも、川の流れのように感じます。
   その経絡上にあるツボから、色のついていない空気の流れのようなものが、
   息をするように出たり入ったりしているのがわかるのです。 
(中略)
   経絡の流れとともに、ツボからの気の出入りを眺めて(感じて)いると、
   まるで「ここに鍼を打って、打って」というように、激しく上下するように
   激しく上下するように気が出入りしているツボがあります。


   そこにハリを刺し、自分の手から気を送り込みます。(中略)
   ツボが満足するまで気を送ると、
   それまで緩やかに流れていた経絡の気が
   急に速度を速めてビューッと流れるようになります。


P.146(中略) ツボは、すべての人が生まれもっているものです。
   そのことを考えると、
   もともと「人間は病気をするもの、人は失敗するもの」と
   想定されているのだろうという気がします。

   そのために「ツボ」という、
   病気をしたときに治す場所をもって生まれてくるのではないかと思うのです。   



コメント
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