
P.42では、分り易い「宿便」の説明が載っています。
現代人の大部分は、自分の胃腸の消化吸収能力を超えて、
食べ過ぎています。そのために、
消化吸収能力を超えた文は超に停滞してしまいます。
このことを、甲田先生はよく、交通渋滞にたとえます。
道路に走れる許容量を超えて車が入ると、交通の流れが悪くなり、
車は進めなくなって道にあふれてしまいます。
便が車だとすると、
そうやってあふれた分が宿便になるというのです。
あふれて収納できなくなった便を、腸は伸びることで収納します。
腸が伸びると、ますます働きが衰え、マヒして、
宿便がたまるという悪循環に陥ってしまいます。
宿便の中身は常に入れ替わってはいるけれども、
消化吸収能力を超えた過食が続く限り、
宿便はなくならないというわけです。
それを排出する効果的な方法が、断食であり、少食なのです。
とは分っても、自己流の断食は危険だし、難しい……
それに比べ、「自力整体」の矢上先生が考案された「18時間断食」は
結構やりやすく、効果も早く実感できるので、本当にスグレモノです。
私も癌や難病になったら、この甲田療法に挑戦すると思いますが、
普通の人なら、「自力整体整食法」で充分だと思います。

